ゾロの愛刀・閻魔に矛盾!?『ONE PIECE』の“適当すぎるサイズ設定”の犠牲に…

ゾロの愛刀・閻魔に矛盾!?『ONE PIECE』の“適当すぎるサイズ設定”の犠牲に…

『ONE PIECE』103巻(尾田栄一郎/集英社)

漫画『ONE PIECE』の魅力といえば、緻密に作り込まれた世界観。しかしなぜか“サイズ感”の設定だけはかなり無理があり、常々ツッコミを入れられている。大人気キャラクター、ロロノア・ゾロの新しい愛刀についても、とある矛盾が発見されたようだ。

ゾロの新武器「閻魔」の矛盾

ゾロは三刀流の使い手ということもあり、これまでの旅路において、多くの刀を愛用してきた。幼少期の親友・くいなが使用していた「和道一文字(わどういちもんじ)」や、武器屋で手に入れた「三代鬼徹(さんだいきてつ)」の2本をメインに使用し、最後の1本はたびたび入れ替わっている。

そして直近で連載されていた「ワノ国編」にて、ゾロは光月おでんの愛刀であった「閻魔(えんま)」を手にすることに。おでんの娘・光月日和から譲り受け、四皇・カイドウとの戦いでも大きな活躍を見せていた。

しかしこの刀をめぐり、同作最大の矛盾が発生。おでんは身長382センチの大男なのだが、「閻魔」はそんな彼の体格にピッタリ合うサイズ感だった。それに対してゾロの身長は181センチなので、身に余る大剣になるはずだったが、なぜかちょうどいい大きさに縮んでいるのだ。

身長も刀も伸縮自在?

まさか刀を打ち直したとは思えないため、「閻魔」はサイズが持ち主によって変わる仕様だと考えざるを得ない。かなり謎めいた描写なのだが、すでに読者にとっては慣れっこなのか、《妖刀なんだろ?》《ワンピースだから何でも出来るんだよ》《サイズが時々抽象的なのは前から》と当然のように受け入れる声が上がっている。

というのも、「ONE PIECE」の世界観では物体や人のサイズ感が適当に描かれがち。とりわけキャラクターの身長に関しては、度々ツッコミを入れられていた。

たとえばアニメ版「ONE PIECE」(フジテレビ系)の第1032話『ワノ国の夜明け 全面対決激化!』では、「赤鞘九人男」のイゾウと菊之丞(お菊)の“身長差”に矛盾が。イゾウは192センチ、お菊は287センチという設定なのだが、ほとんど同じ身長で2人が並走する様が描かれている。

そもそも作中の登場人物は、ある時期から桁外れの長身が多くなっていることで有名。「麦わらの一味」はほとんどが常識的なサイズ感だが、287センチのモンキー・D・ガープ、295センチの錦えもんなど、人間のような見た目の“巨人”が混在しているのだ。

とくに代表的なのはシャーロット・カタクリの509センチで、174センチのルフィとの戦闘シーンでは、そのギャップが衝撃を与えていた。

そもそも身長のインフレが起こらなければ、おでんも人並みの体格となり、「閻魔」の矛盾も発生しなかったのではないだろうか…。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』103巻(尾田栄一郎/集英社)

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