『呪術廻戦』ギャグ路線まっしぐら!? 羂索を脅かす「クレヨンしんちゃん」

『呪術廻戦』ギャグ路線まっしぐら!? 羂索を脅かす「クレヨンしんちゃん」

『呪術廻戦』20巻(芥見下々/集英社)

迫真のバトル漫画だったはずの『呪術廻戦』だが、近ごろはシリアスな空気をぶち壊すようにギャグシーンが挟まれがち。11月7日に発売された『週刊少年ジャンプ』49号では、まさかの『クレヨンしんちゃん』パロディが飛び出した。

※『呪術廻戦』最新話の内容に触れています

第203話『血と油(2)』では、「呪術高専」最下層にある薨星宮(こうせいぐう)にて、脹相と羂索のバトルがスタート。脹相は九十九由基から、タイマンでは勝ち目がないと助言されていたが、あえて単騎での特攻を選択。命に代えてでも、九十九の勝率を上げることを選んだ。

とはいえ、羂索との力量差は絶望的。一方的に猛攻を浴びせられた脹相は、すぐさま窮地に追い込まれてしまう。

もはや勝敗が決したかと思われたその時、脹相は弟たちへの想いを糧に復活。自身を鼓舞するために「ファイヤー!!!!」と雄叫びを上げ、羂索に立ち向かう──。

命をやりとりするシリアスなバトルシーンだったが、脹相の雄叫びはおそらくパロディネタ。『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけ率いる「かすかべ防衛隊」が、掛け声として使用している「かすかべ防衛隊、ファイヤー!」にそっくりだったからだ。

『ボボボーボ・ボーボボ』に接近?

あまりに自然な流れではあったが、元ネタに気づく人もチラホラいるようで、ネット上では《今週の呪術、完全にクレしんだった》《弟思いからの唐突なクレヨンしんちゃんは笑ってしまう》《今週の呪術、クレしん見ながら書いてた?》といった反応が相次いでいる。

実は今回にかぎらず、最近の「呪術廻戦」では唐突なギャグが増加しつつある印象。「死滅回游」のバトルを振り返ってみても、シリアスとギャグの応酬がジェットコースターのように繰り広げられている。

たとえば禪院真希と呪霊直哉の戦いでは、突如としてカッパが乱入してくる上、真希がいきなり相撲バトルを始めることに。また、秤金次と鹿紫雲一の死闘では、背中の毛について歌う楽曲「あちらをタてれば」のシュールな歌詞がページを占領していた。

もはや読者たちも慣れ始めているのか、《もはやギャグ漫画だろ》《今日も芥見節全開の激アツギャグ漫画》と“ギャグ漫画”認定する声も増加中だ。

初期と比べれば空気がかなり変わってしまったが、果たして「呪術廻戦」はどこへ向かっているのだろうか…。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『呪術廻戦』20巻(芥見下々/集英社)

◆過去の「呪術廻戦」レビューはこちら

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