『ヒロアカ』372話で最大最後の曇らせ? 救いのない展開に「もう見てられない」

『ヒロアカ』372話で最大最後の曇らせ? 救いのない展開に「もう見てられない」

『僕のヒーローアカデミア』36巻(堀越耕平/集英社)

11月7日発売の『週刊少年ジャンプ』49号に、『僕のヒーローアカデミア』の最新話が掲載された。「ヴィラン連合」の1人として登場するスピナーに脚光が当たるエピソードとなったが、あまりに悲惨すぎる扱いに同情が集まっている。

※『ヒロアカ』最新話の内容に触れています

第372話『NAKED』では、黒霧を奪還するために病院目前まで迫ったスピナーたちを、「雄英高校」1年A組の障子目蔵が決死に食い止めることに。スピナーを信奉する異形差別の被害者たちも、言われるままに病院襲撃を行っていたが、障子の説得や病院スタッフたちの勇気により、沈静化する。

これまで、「何者か」になりたくてがむしゃらに走り続けてきたスピナー。大群を率いることで、ようやく何かになれた気になっていたが、そんな幸せな時間も終了。とうとう1人ぼっちになってしまう…。

久しぶりにヒーローが優勢になる展開ではあったものの、スピナーの孤独で哀れすぎる姿が描かれた今回のエピソード。読者たちも、《ヒロアカのスピナーいじめが凄い》《スピナーの活躍を期待してたけど、こんな哀しい活躍の仕方だとは》《もう見てられない》と同情の声を上げている。

スピナーに悲しい過去…

スピナーの悲壮感は、これまでの人生を紐解くことで、さらに増してしまうだろう。もともと差別意識の強い田舎で生まれ育った彼は、個性「トカゲ」を生まれ持ったことにより、幼少期から差別といじめに苦しめられていた。外もまともに出歩けず、長い間引きこもり生活を余儀なくされていたという。

そんなスピナーにとって死柄木弔は、ゲームを通じて初めてできた唯一の友達のような間柄。だが、今の死柄木はAFOに存在を消されかけている最中だ。

さらにAFOは死柄木をダシに、都合のいいコマとしてスピナーを酷使。流されるように異形種たちの希望の星に祭り上げられ、力不足のまま大戦に投入された。

ダメ押しと言わんばかりに、スピナーはAFOからの過剰な個性譲渡で面影もないほど変形。思考もできない怪物に変わり果てている。最終章にして脇役からメイン級のポジションに昇格したにもかかわらず、踏んだり蹴ったりの扱いだ。

ヴィランの悪事を鑑みれば因果応報かもしれないが、このまま最期を迎えようものなら、作中屈指の悲惨なキャラになるかもしれない。せめて何か救いがあってほしいが…。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『僕のヒーローアカデミア』36巻(堀越耕平/集英社)

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