伝説のジャンプ打ち切り漫画が30年越しの完結間近!「はてしなく遠い男坂」の先へ…

伝説のジャンプ打ち切り漫画が30年越しの完結間近!「はてしなく遠い男坂」の先へ…

伝説のジャンプ打ち切り漫画が30年越しの完結間近!「はてしなく遠い男坂」の先へ… (C)PIXTA

『聖闘士星矢』で知られる車田正美の連載作品であり、“伝説の打ち切り漫画”としても有名な『男坂』が、ついに完結に向けて動き出した。11月5日から『少年ジャンプ+』で最終章(前編)の掲載が始まり、話題を呼んでいる。

ようやく登り始めた「男坂」

「男坂」はもともと1984年から『週刊少年ジャンプ』で連載されていた漫画。ケンカ好きの中学生・菊川仁義を主人公に、硬派に生きる少年たちのプライドを賭けた戦いと、熱い友情が描かれていた。

作者の車田は数々のヒット作を生み出してきた実力派作家だが、そんな人物が「オレはこいつを描きたいために、漫画屋になった」と言い放ったほどの自信作。ところが初連載時は読者の心を掴めず、半年ほどで打ち切りへ。

車田にとっても悔いの残る最後だったためか、1985年の完結時、最後のページには大きく「未完」の文字が。さらに「オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな」「このはてしなく遠い男坂をよ…」と、前代未聞のエンディングを描いたことで、それから30年以上にわたってネタにされ続けてきた。

なお、一部で根強いファンが存在するようで、コミックス自体は重版を続けていた模様。2014年には連載を不定期で再開し、3巻で打ち切られたコミックスはいまや10巻まで刊行されている。

30年以上の時を超えて…

そして「ジャンプ+」で、ようやく最終章にこぎつけることに。ここからは富士裾野にて、全国統一を賭けた最終決戦が描かれる予定だ。

完結を予感させる章立てに、長年待ちわびた読者の感動もひとしお。《いよいよ最終章か…感慨深い》《37年の時を経て、ついに最終章まできたか》《ついに始まった最終章。車田先生は「やる」といったらやる男だ》と期待の声が溢れかえっている。

ただ、あくまで今回描かれているのは最終章の前編。後編も数年後までおあずけになる可能性もあるため、《後編は何年後になることやら》《今度こそ本当に完結するんでしょうか》と不安気な読者も。

実際、同作の連載再開は約2年ぶりのこと。車田は68歳と高齢であり、長年の漫画稼業により指の骨が擦り減る職業病を抱えているため、連載のコンスタントな継続が難しいのだろう。

なにはともあれ、作者と読者の両方にとって、悔いのない大団円を迎えてほしい。

文=野木

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master1305 / PIXTA

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