アニメ『邪神ちゃん』逆風を逆手に! 富良野市の“ハシゴ外し”に神対応

アニメ『邪神ちゃん』逆風を逆手に! 富良野市の“ハシゴ外し”に神対応

アニメ『邪神ちゃん』逆風を逆手に! 富良野市の“ハシゴ外し”に神対応 (C)PIXTA

業界の厳しい現実に立ち向かったアニメ『邪神ちゃんドロップキックX DROPKICK ON MY DEVIL!!! X』(テレビ東京ほか)が、ここにきて新たな試練に直面した模様。タイアップを行った富良野の市議会に、作品の内容が“不適切”だと判断されてしまったようだ。

「邪神ちゃん」富良野編は不適切!?

『北海道新聞』が報じた内容によると、争点となったのはアニメの制作委託料3,300万円。11月15日に富良野市議会の決算審査特別委員会が、2021年度一般会計決算を「不認定」とした。

討論の中では、邪神ちゃんが借金返済のため「臓器売買」を提案することなどが言及され、富良野のイメージを落としかねないと判断されたようだ。この件については、30日に開会される予定の定例市議会本会議でもふたたび審議されるという。

「邪神ちゃんドロップキックX」は、クラウドファンディングや地域とのタイアップといった、TVアニメの新たなマネタイズを模索したアニメ。

本編ではタイアップした帯広市、釧路市、富良野市、南島原市の魅力を紹介する“ご当地回”が4週連続で放送されたのだが、正直なところ、これまでの「邪神ちゃんドロップキック」を楽しんでいたファンには不評だった。

つまりはファンたちも我慢して宣伝色の強いエピソードを乗り越えたのだが、その結果が“タイアップ先に梯子を外される”というオチ。これには、《あんだけ批判されながら持ち上げてやったのにこれなのか…》《あんまりだ…》と悲痛な声が上がっていた。

しかしその一方、「邪神ちゃんドロップキック」の公式は、ただでは転ばない姿勢を見せているようだ。

何度でも起き上がる「邪神ちゃん」公式

「邪神ちゃんドロップキック」のアニメ公式サイドは、YouTubeなどの動画プラットフォームで、富良野市とタイアップした『邪神ちゃんドロップキックX』第9話を無料公開。

さらに公式ツイッターにて、《富良野の魅力をたくさん詰め込んだ映像をご覧いただいて富良野のイメージが上がったか下がったかをご回答ください!》と、アンケートへの参加を呼びかけた。

不名誉な報道を逆に利用していくスタイルで、ファンたちも《そんなわけないだろとアニメ配信してTwitterでアンケとる邪神ちゃん公式流石すぎんだろ》《邪神ちゃん公式っていつも想像の斜め上を行くな》《邪神ちゃん公式いつも何かと戦ってるな》と感嘆させられたようだ。

違法切り抜き動画対策として、公式で「放映前エピソードの切り抜き動画」を投稿するなど、かねてから「ネットの使い方が上手い」と言われてきたスタッフ陣。どんなにやられても懲りずに起き上がる姿勢は、まさに「邪神ちゃん」を体現していると言えるかもしれない。

文=大上賢一

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FabrikaSimf / PIXTA

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