
『ONE PIECE』104巻(尾田栄一郎/集英社)
12月19日に放送された『CDTVライブ!ライブ! クリスマス4時間スペシャル』(TBS系)に、映画『ONE PIECE FILM RED』のキャラクター・ウタが登場。圧巻のパフォーマンスを見せつけたものの、インタビューでのとある発言が物議を醸しているようだ。
男性キャラとの関係を匂わせるムーブ
現実とフィクションの壁を飛び越え、歌番組に多数出演しているウタ。同番組では赤と白の衣装をまとい、映画の劇中歌『新時代』『私は最強』『風のゆくえ』の3曲を披露していた。
📺『CDTVライブ!ライブ!クリスマス4時間スペシャル』
まもなくウタ登場❣楽屋での様子をチラ見せ📸#CDTVライブライブ 名物、温泉のもとをいただいたウタ♨️#ウタTVライブツアー#OP_FILMRED pic.twitter.com/AYADhZLrCD
— 『ONE PIECE FILM RED』【公式】 (@OP_FILMRED) December 19, 2022
しかし歌唱前のインタビューで事件が起きる。
インタビュアーから「クリスマスプレゼントで欲しいもの」を聞かれた際、ウタは「季節外れなんですけど、かわいい麦わら帽子が欲しいんですよ。ちょっと大きいやつしか被ったことがないので、私サイズのものが欲しいですね。あの帽子もさすがに大きいなと」と答えたのだ。
麦わら帽子を持ち出したウタの発言に、ルフィを連想する人が続出。そして一部ファンたちの逆鱗に触れてしまったようで、《典型的なメンヘラ地雷女を地で行っててすごい》《現実にいたら一発で嫌われるタイプじゃん》《公式が作品の株下げてどうすんだよ》《ルフィの名前をあえて言わずに匂わせるの、すごく女って感じがする》といった声が殺到していた。
劇中の描写を見ても、ウタにとって麦わら帽子が重要なアイテムであることはたしか。とはいえ、ここで匂わせているのはルフィではなくシャンクスのようにも見えるが…。
興収180億円突破の立役者
そもそもウタに対する原作ファンの当たりが強いのは、現在の売り出し方が大きく関わっていそうだ。
通常、劇場版「ONE PIECE」のキャラクターはあまり本編に関わってこないのだが、ウタの扱いはイレギュラー。“シャンクスの娘”であり、子どもの頃にルフィと共に遊んでいた幼馴染みである設定は、ファンに衝撃を与えた。
ルフィの幼少期は原作第1話から描かれていたが、当然その時点ではウタの影はなく、以降も幼馴染みの話は一切出ていなかった。
つまり「ONE PIECE FILM RED」で突如追加された設定と言える。
そんなぽっと出のキャラクターがルフィやシャンクスと濃密な関係性を築いているため、一部で反感を買っていたとしてもおかしくはない。
とはいえ、現在「ONE PIECE FILM RED」が興行収入180億円を突破するほど伸びているのは、やはりウタの存在があってこそ。
歌番組に出演したり、日常を垣間見れる『ウタ日記』をYouTubeで配信したりと、広告塔として日々宣伝に励んでいる。
いくら「ゴリ押し」だとか「匂わせ女」と言われようと、ウタの功績は誰もが認めざるを得ないだろう。
文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』104巻(尾田栄一郎/集英社)