
『チェンソーマン』11巻(藤本タツキ/集英社)
原作ファンから賛否を巻き起こしていたアニメ『チェンソーマン』(テレビ東京系)が、12月27日の放送をもって完結。最後に一発逆転…とはいかなかったようで、とある演出をめぐってツッコミの声が相次いでしまった。
※アニメ『チェンソーマン』最新話に触れています
最終話『日本刀VSチェンソー』で描かれたのは、多数の犠牲を生んだサムライソードと沢渡アカネに対する報復戦。デンジを始めとした公安対魔特異課のメンバーたちが、激しい戦闘を繰り広げていく──。
『#チェンソーマン』最終回
第12話「日本刀VSチェンソー」
テレビ東京他にて放送開始となりました。ぜひ最後までご覧ください!https://t.co/6zfuOuNbQr#chainsawman pic.twitter.com/KWm3zB9wWt
— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR) December 27, 2022
すでに亡くなった姫野と早川アキとの回想や、修行を経て成長したデンジと、サムライソードとのタイマンバトル。いずれも圧倒的な作画クオリティによって描き出されており、アニメファンたちを興奮させている。
また、ラストシーンでは“デンジくん”に語り掛ける謎めいた女性キャラクターも登場。今後のメディア展開に一層期待が高まる終わり方となっていた。
とくに力を入れて描かれていたのが、アキと姫野をつなぐ“タバコ”のエピソード。「幽霊の悪魔」から伸びた腕が、かつて姫野がアキから奪ったタバコを預けるのだが、そこには「easy revenge!」という文字があった…という流れだ。
幻となった「気楽に復讐を!」
原作でも姫野のタバコは印象的な道具となっていたが、このシーンは漫画版だと丁寧に和訳として「気楽に復讐を!」という文字が表示されている。
ところがアニメでは、なぜか字幕はなく、英語だけの表示。リアリティを重視する方針のために、あえて字幕をカットしたのかもしれない。
ささいな改変ではあるが、これに納得がいかない原作ファンは多い。
《ちゃんと原作通りに「気楽に復讐を!」の字幕欲しかったな》《イージーリベンジに字幕付けなかったの割りと戦犯じゃないかな…初見で読めないでしょアレ》《ここだけは中山監督の目の前で溜息つきたくなった》《easy revengeのとこアニメ勢の人はわかんなかったんじゃねぇの? 字幕ぐらいふればいいのに…》といった声が噴出している。
作画や音楽などは間違いなくハイクオリティだが、原作ファンが見たいものを絶妙にズラしているアニメ「チェンソーマン」。《120点期待されてたけど実際は80点》と評価するアニメファンもいるようだが、今後信頼を取り戻すことはできるのだろうか。
文=野木
写真=まいじつエンタ
■『チェンソーマン』11巻(藤本タツキ/集英社)