コミケで大人気ソシャゲがオワコン化!? 同人イナゴから見放された『プリコネ』

コミケで大人気ソシャゲがオワコン化!? 同人イナゴから見放された『プリコネ』

コミケで大人気ソシャゲがオワコン化!? 同人イナゴから見放された『プリコネ』 (C)PIXTA

オタク界隈の流行が残酷なほど顕著になる『コミックマーケット』。昨年末に開催された『コミックマーケット101』においても、とあるコンテンツの衰退が可視化され、SNS上では悲しみの声を上げる人が相次いでいる。

プリコネ界隈が限界集落に!?

「コミケ」を始めとした同人紙即売会には、いわゆる“壁サー”と呼ばれるサークルが存在する。

混雑が予想される大手サークルを中央に配置すると、参加者の通行に支障をきたしてしまうため、壁際に配置しましょう…という取り組みだ。

そして昨年の「コミックマーケット101」では、ソーシャルゲーム作品の二次創作を取り扱うサークルが集まったエリアで、『ウマ娘 プリティーダービー』や『原神』関連の大手サークルが“壁”を占拠。

やはり二次創作の人気は、題材とするコンテンツの強さに大きく左右されるので、現在流行りの作品が賑わうのも当然と言える。

しかしそんな「ウマ娘」や「原神」の陰で、衰退が露わになってしまったコンテンツも…。

一時期は同人作家がこぞって二次創作を作っていた、『プリンセスコネクト!』シリーズだ。

昨年の「コミケ」では、同作を扱うサークルが激減。各サークルの机が集まったひと固まりを「島」と呼ぶのだが、今回の“プリコネ島”を見て、「限界集落」などと表現する参加者もいたほどだ。

「プリコネ」が衰退してしまった理由は?

人気コンテンツには大手サークルを始めとした多くの同人作家が群がり、衰退したコンテンツにはコアなファンしか残らないという、同人界隈の現実。

流行のジャンルにばかり飛びつく同人作家は「イナゴ」などと揶揄されることもあるが、良い悪いは別として、やはり盛り上がっているコンテンツほど多くの同人誌が描かれるものだ。

では、一体なぜ「プリコネ」関連の同人誌を取り扱うサークルが減ったのだろうか?

その理由の1つは、競合する人気ソーシャルゲームの台頭にあるだろう。

まず国産ソシャゲとしては、2021年にリリースされた「ウマ娘」が大ヒット。

最近はゲーム自体のブームは落ち着いてきた印象だが、コンテンツの人気自体は依然強く、今でも多くの絵師がファンアートをSNSなどに投稿している。

さらに「プリコネ」と同じく“キャラ萌え”を狙ったソシャゲとしては、『Yostar』が運営する『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』に人気を持っていかれた印象。

ゲームの面白さも正直なところ「ブルアカ」の方が上なので、萌えソシャゲとしての完全上位互換が出てしまった形だ。

他にも「原神」の人気は言うに及ばずだが、こうしてみると天下の『Cygames』のソシャゲ作品は、ほとんど「ウマ娘」が頼みの綱。

ここ数年で勢力を広げる海外産萌えソシャゲに太刀打ちできる新たなコンテンツは生まれるのだろうか。

文=大上賢一

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Benzoix / PIXTA

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