
令和最後の化石ゲー!『グラブル』新実装されたマイルーム機能の“古さ”に失笑 (C)PIXTA
人気スマートフォン向けゲーム『グランブルーファンタジー』にて、いわゆる“マイルーム機能”が実装された。しかしノスタルジーすら感じさせるクオリティだったようで、《令和のゲームの姿か? これが…》などと言われてしまっている。
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SDキャラがスライド移動するマイルーム
1月30日のアップデートで実装された「グランブルーファンタジー」のマイルーム機能。四角い箱のような部屋に家具を好きなように置くことが可能で、キャラクターも4名まで配置できるようだ。
ちなみに施設レベルを上げていくと、さまざまな恩恵を受けられるので、ゲーム攻略の面でも役に立つのだという。
【グランブルーファンタジー】本日のアップデートで、「リゾート島の開拓」の別荘内に「マイルーム」を追加しました!好きなキャラクターや家具を配置して、自分だけの「マイルーム」を作ろう! #グラブル pic.twitter.com/kuaRx8fIM5
— グランブルーファンタジー (@granbluefantasy) January 30, 2023
とはいえ、そもそもマイルーム機能自体が、一昔前のソシャゲにありがちな機能だ。『アメーバピグ』で見たことがあるような「四角い箱にSDキャラ」といったマイルーム機能が、さまざまなソシャゲで実装されてきた。
しかし2023年に実装された「グランブルーファンタジー」版のマイルーム機能は、過去のソシャゲと比べても、なぜか技術レベルが進歩しているようには見えない。
たとえばSDキャラが同じモーションのままスライドするように移動する点など、ツッコミどころのある作りだ。
化石を極めすぎた「グラブル」
なぜ今になってマイルーム機能なのか。そしてなぜこのクオリティで出そうと思ったのか…。
ネット上では、《今更こんなのいるか…?》《マイルームでスライド移動してるの面白すぎるでしょ》《よくこんなのでOK出したな》《本当にしょぼくて笑っちゃった》《この令和の時代に新要素ですとドヤって出していいものじゃないと思う》などと酷評を浴びている。
ちなみに他のソシャゲのマイルーム機能としては、『プリンセスコネクト! Re:Dive』のギルドハウスは、SDキャラにしっかりとした歩行モーションが用意されていた。
また、『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』のマイルーム機能である「カフェ」は、SDキャラがわざわざ3DCGで作られている上、モーションも豊富で、かなりリッチだ。
だが、よく考えると『Cygames』は「グランブルーファンタジー」を除けば、時代の最先端をいくゲームを多数手がけている。
その気になればもっと高品質な作品を作れるはずなので、おそらくは狙って“化石のようなゲーム”を追求しているのだろう。
文=大上賢一
【画像】
Veres Production / PIXTA