『WBC』“歴代最弱”だった2013年日本代表を振り返る! 黒歴史となった侍ジャパン

『WBC』“歴代最弱”だった2013年日本代表を振り返る! 黒歴史となった侍ジャパン

『WBC』“歴代最弱”だった2013年日本代表を振り返る! 黒歴史となった侍ジャパン (C)PIXTA

3月8日より開催される、野球の世界大会『WORLD BASEBALL CLASSIC 2023』(WBC)。侍ジャパンこと日本代表としては、“歴代最強”と呼ぶにふさわしいメンバーが名前を連ねており、大きな注目が集まっている。

では、逆に日本代表が今まででもっとも弱かったのは、いつ頃の代表メンバーなのだろうか。

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日米のスター軍団が大集結

今回の「侍ジャパン」には、『ロサンゼルス・エンゼルス』の大谷翔平や『サンディエゴ・パドレス』のダルビッシュ有をはじめとした、現役バリバリのメジャーリーガーが続々と参戦を表明した。

国内からも、2022年シーズンに“三冠王”を獲得した『東京ヤクルトスワローズ』の村上宗隆や、完全試合を達成した『千葉ロッテマリーンズ』の佐々木朗希といった若き才能たちが出場予定。選手一覧を眺めるだけで、野球ファンにとっては垂涎ものと言えるだろう。

また、各国を見渡しても、アメリカ代表やドミニカ代表にメジャーリーグのトップスターたちがズラリ。あまりの豪華さに、SNS上でも《何度みても豪華でわくわくしかしない!》《歴代最強と呼ばれる侍ジャパンがメジャーリーガー軍団ひしめく海外のチームとどう戦うかを楽しみ》と期待が寄せられている。

そんななか、ファンの間で思い返されているのが2013年の「侍ジャパン」。2006年、2009年の「WBC」を優勝していただけに、3連覇がかかるという日本代表にとっては重要な位置づけの大会だったが、なぜかあまりにも“物足りない”メンバーが選抜されていた。

弱すぎて3連覇を逃した2013年

一応、投手陣としては全盛期を迎えていた田中将大を筆頭に、前田健太や内海哲也といった各球団のエース格が参戦。中継ぎには、球界を代表するセットアッパー・山口鉄也や、下手投げの変速右腕・牧田和久を招集していた。

しかし打者の方をみると、前年にセ・リーグ2位となる27本塁打を放った阿部慎之助や、若手のパワーヒッターだった中田翔を除くと、中距離バッターばかり。当然、野球は守備だけで勝てる競技ではないため、大会では得点力不足に苦しめられることになった。

さらに痛手だったのが、海外組の出場辞退。過去2大会に出場してきたイチローや川崎宗則、前年にメジャー移籍していたダルビッシュ有や岩隈久志といった華のあるタレントが、一切出ていない。

そんな絶妙な代表選手の顔ぶれは、今でも《当時ですら微妙感あったよな》《華のなさがヤバい》《歴代最弱》などと黒歴史扱いされている。

実際に大会での結果もふるわず、準決勝でプエルトリコ代表に敗北。3位決定戦が設けられていなかったため、ベスト4という結果に終わってしまった。

そんな過去と比べると、今年の日本代表は比べ物にならないほど豪華と言えるだろう。ただし、これだけのメンバーを集めて結果を残せなければ、とんでもないトラウマになってしまうに違いない。

はたして、第2回大会以来の栄冠を掴み取れるだろうか。

文=「まいじつエンタ」編集部

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