
『呪術廻戦』21巻(芥見下々/集英社)
芥見下々によるダークファンタジー漫画『呪術廻戦』が、ついに完結に向けて進み始めたかもしれない。2月6日発売の『週刊少年ジャンプ』10号に掲載された最新話では、両面宿儺が衝撃的な行動を起こし、読者たちは阿鼻叫喚となっている。
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※『呪術廻戦』最新話の内容に触れています
虎杖悠仁たちがいるコロニーに到着した、伏黒恵の姉・津美紀。第212話『熟む(2)』では、そんな彼女の肉体に昔の呪術師が“受肉”しており、すでに別の人格だったことが明らかとなった。
万(よろず)と名乗るその術師は1,000年ぶりの戦いを渇望しているらしく、その場を飛び立っていく。すかさず虎杖と来栖華が追いかけようとするが、虎杖の中にいる宿儺が突如として覚醒する。
宿儺は“1分間体を明け渡す”という契約を悪用し、伏黒に小指を飲み込ませることで、その体を乗っ取るのだった…。
津美紀を救う目処が立ち、五条悟の解放も近づいていた中、怒涛のように“最悪”の事態へとなだれ込んでいくことに。
虎杖や伏黒たちに襲い掛かった悲劇に、読者からも《とっておきの絶望見せてきたと思ったら更にひどい展開重ねてくんのどういうこと》《とんでもない地獄だ…》《虎杖にこれ以上何も背負わせないであげて》《伏黒恵があんなことになってここ数年で一番ショック》と悲痛な声が上がっている。
五条悟vs伏黒恵の布石?
ただでさえ激動の物語だが、ここからさらに衝撃の展開が待ち受けている可能性もある。“最強の呪術師”五条悟の復活フラグがちらついているからだ。
根拠の1つとなっているのが、2021年12月17日に発売されたアニメの原画集『呪術廻戦 KEY ANIMATION Vol.2』。このシリーズの表紙と裏表紙は、「Vol.0」は乙骨憂太と夏油傑、「Vol.1」は虎杖と宿儺といったように、対立する者同士が組み合わされている。
しかし「Vol.2」に関しては、なぜか味方であるはずの五条と伏黒という組み合わせになっていた。これは2人の対立を示唆する伏線であり、宿儺に乗っ取られた伏黒を五条が手にかける展開が待っているのかもしれない。
また、2月27日に発売される『ジャンプGIGA』では、「五条悟二大付録」が用意される予定となっている。このタイミングで“五条推し”を始めるのは、本編で復活の兆しがあるためではないだろうか。
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2月27日(月)発売‼️
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なお、五条vs伏黒といえば、かつて五条家と禪院家の当主同士が御前試合で戦い、お互いに命を落としたことがあると明かされていた。
彼らは悲劇の再来を防ぐことができるのだろうか…。
文=野木
写真=まいじつエンタ
■『呪術廻戦』21巻(芥見下々/集英社)