
『Apex』世界大会でまたもアジア人差別!? お粗末なカメラに私物紛失のトラブル (C)PIXTA
2月3日から6日にかけて、大人気バトルロイヤルゲーム『Apex Legends』の世界大会が開催された。各国の代表チームが熱戦を繰り広げる一方、運営に対しては“アジア人差別”の疑いが浮上し、視聴者の怒りを買ってしまった。
【関連】大人気バトロワが1年でサービス終了…『Apex Legends』モバイル版が大コケした理由 ほか
日韓勢の活躍を映さない公式配信
今回の『Apex Legends Global Series Year 3』スプリット1のプレーオフは、昨年に引き続き、世界各国の強者たちが勢ぞろい。
開催地のイギリス・ロンドンに計40チームが集結し、“頂点”を争った。
日本や韓国を含む「APAC North」地域からは10チームが参戦しており、戦いの模様は各プラットフォームで生中継される運びに。
そこではチームごとの視点も映し出されていたのだが、他リージョンと比べて、アジア勢の視点が映される時間は明らかに短かった。
たとえば、1日目に行われた「グループA」と「グループB」による予選では、日本代表『NORTHEPTION』がチャンピオンをとる試合があった。
しかし本配信の画面で彼らの視点が映されることはなく、最後の決定的な瞬間すらも、カメラはオセアニア代表『Moist Esports』を追い続けていた。
さらには、「NORTHEPTION」の選手を映す個別視点に、外国人選手が抜かれ続けるというトラブルも発生している。
そうした出来事が頻発していたため、日本の視聴者からは《本当にアジア差別だよな。ファイトしてるとこ映さねぇでクリプトドローンのいじってる視点だし》《戦ってる日韓勢映さずに漁ってるNAチーム永遠に映してるの意味わからん》《意地でもNTH移さない差別Esports》《EAさん多様性に配慮してるなら日韓勢もうちょい映してくれ…》といった不満の声が上がってしまった。
選手の私物をあわや紛失!?
それ以外にも、初日には韓国代表『Crazy Raccoon』Whisper選手のキーボードを、運営が紛失するという事件が発生。
試合開始直前、ギリギリで発見されたため、紛失は“未遂”で終わったものの、練習時間が短くなるなどの被害を被ったという。
当時の状況について、チームメイトのMainy選手は、《eaがウィスパーのキーボード無くして全力で走ってウーバーのってホテル行って俺のキーボード持って来たらスタート2分前にキーボード見つかったって言われた》と説明。続けて《EAまじでしっかりしてください》と釘を刺していた。
,,,,eaがウィスパーのキーボード無くして
全力で走ってウーバーのってホテル行って俺のキーボード持って来たらスタート2分前にキーボード見つかったって言われた
EAまじでしっかりしてください、、、
俺走ったら死ぬんだから(嘘)— Mainy 🐿 (@SuperMeyNE) February 3, 2023
杜撰な運営の姿勢に、《eaやばいな。大会運営大丈夫なんすかねえ…》《マジで人様の大切なデバイス預かるならきちんと責任を持って欲しい》《EA選手のキーボード紛失ってまたアジア差別か》とファンが激怒したのは言うまでもない。
ちなみに昨年、スウェーデン・ストックホルムで開催された世界大会でも、同じようにトラブルが頻発。なぜか日韓勢ばかりがPCエラーに襲われるため、そこでも“アジア人差別”が疑われていた。
「Apex Legends」を運営するエレクトロニック・アーツ(EA)は、アジア人差別に反対するメッセージを打ち出しているため、まさか意図的なものではないと信じたいが…。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
chajamp / PIXTA