
ジャンプ最新号で10年ぶり『SKET DANCE』復活! ヒメコだけでなく“陰湿な物語”も蘇る (C)PIXTA
2007年から2013年にかけて『週刊少年ジャンプ』に連載され、爆発的なヒットを記録した学園コメディ『SKET DANCE』。2月6日に発売された「ジャンプ」10号では、そんな同作が約10年ぶりの復活を果たしたことで、大きな話題を呼んでいる。
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篠原健太の最新作と代表作がコラボレーション
現在、「SKET DANCE」の作者・篠原健太は「ジャンプ」本誌にて『ウィッチウォッチ』を連載中。同作も学生たちを主役とした、コミカルな作品だ。
最新号に掲載された第95話「DUET DANCE 前編」では、そんな同作に「SKET DANCE」のメインキャラクターである“ヒメコ”こと鬼塚一愛が登場を果たした。
どうやら彼女は「教師になる」という夢を見事に叶えたようで、ヒロイン・ニコたちのクラスの臨時教諭としてやってくることとなったのだ。
【今日は週刊少年ジャンプ10号の発売日🧙♀️】
『#ウィッチウォッチ』は祝・連載2周年!
表紙&巻頭カラーで最新95話をお届け!✨モリヒトたちの通う翌檜高校に、
“あの人”が先生としてやって来て…!?超必見の最新話を
ぜひ本誌でご覧ください! pic.twitter.com/5MMlstDfIK— ウィッチウォッチ【公式】 (@WITCHWATCH_off) February 6, 2023
代表作と最新作のキャラクターたちが夢のコラボを果たしたことで、ファンからは《約10年ぶりのSKET DANCEで涙止まらん》《マジで…? え…? ヤバい涙出てきた 篠原先生ありがとうございます》《懐かしすぎて泣いた 早くボッスンに会いたい!!》《成長したあのメンバーが見られるなんて 篠原先生、ありがとう。青春が甦るわ》と歓喜の声が巻き起こっている。
「ウィッチウォッチ」にも“闇が深い展開”が…
しかし「SKET DANCE」から「ウィッチウォッチ」に持ち込まれたのは、懐かしのキャラクターだけではなかったようだ。
というのも、今回始まった「DUET DANCE編」は、不登校のクラスメイト・三木にスポットを当てたエピソード。ところどころにシリアスな雰囲気が漂っている。
そもそも三木が不登校になった原因は、ネット上での炎上騒ぎ。文化祭のカフェにて、ニコの魔法によって宙に浮いている写真をアップしたところ、土足で調理台の上に乗る「バカッター」と勘違いされてしまった…とのことだ。
「ウィッチウォッチ」の内容からするとやや異質な印象だが、「SKET DANCE」ではこうした展開はむしろ日常茶飯事。作中では時折、シリアスで陰鬱な雰囲気の回が差し込まれていた。
たとえば主役の1人・スイッチの過去を描いた「スイッチ・オフ編」では、人の死が絡むだけでなく、サイコな殺人鬼まで登場。とても普段はギャグをやっている作品とは思えない内容だった。
そのためコラボによって、“SKET DANCEらしい展開”が持ち込まれたという見方もあり、《スケダンコラボになった途端陰湿な空気になって草》《せっかくのコラボ回でこの陰湿な話やるの、最高にスケダン》といった声が上がっている。
後編もまた、「SKET DANCE」の空気感を全開にした展開になるのだろうか。成長した作者の手腕を見守りたい。
文=Tら
【画像】
Khosro / PIXTA