
堀北真希の復活を望む声も…『レイトン教授』10年ぶり続編は不安だらけ? (C)PIXTA
2000年代に大ブームを巻き起こした『レイトン教授』シリーズに、続編が発売されることが発表された。
前作からおよそ10年ぶりとなる正統な続編に、ファンたちは盛り上がっているものの、拭えない不安もあるようだ。
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10年ぶりの新作発表
「レイトン」シリーズは、パズルやクイズなどの“ナゾ”を解き明かしながらストーリーを進めるアドベンチャーゲーム。ナゾ研究者であるレイトン教授と、彼の助手・ルークが物語の中心人物だ。
2月9日に配信された『Nintendo Direct』では、シリーズ最新作となる『レイトン教授と蒸気の新世界』がニンテンドースイッチ向けに制作中であることが発表された。
「レイトン教授」シリーズ完全新作。
『レイトン教授と蒸気の新世界』の制作が始動。#NintendoDirectJP— 任天堂株式会社 (@Nintendo) February 8, 2023
20秒ほどの短いムービーも公開されており、スチームパンクな街並みに佇むレイトン教授の姿が映されている。
近年はレイトン教授の娘、カトリーエイルが主人公の作品として、新『レイトン』シリーズが展開されていたが、最新作ではレイトン教授が主役に返り咲くのかもしれない。
レイトン教授の主役作としては、2013年にニンテンドー3DSで発売された『レイトン教授と超文明Aの遺産』が最後の作品となるので、およそ10年ぶりの正統続編ということになる。
長年続編を待ち望んでいたファンからは、《レイトン教授キターッ!絶対買おう!》《まじか!!もうレイトン教授には会えないと思ってた!》《この世で一番大好きなレイトンシリーズの新作!!! うれしい!!!》と歓喜の声が上がっている。
ところが、シリーズに愛着があるあまり、素直に喜べないファンも一定数いるようだ。
シリーズの立役者が不在?
まず大きな懸念を呼んでいるのが、助手のポジションにあたるルークの声優。
これまでは堀北真希が声を当ててきたのだが、彼女は2017年に芸能界を引退している。もし出番があっても、続投するのは難しいだろう。
また、同シリーズの要である「ナゾ」の制作・監修を手掛けていたのは心理学者の多湖輝さん。『頭の体操』の著者としても知られる思考パズルの第一人者だったが、2016年に他界している。
さらに、制作会社である「レベルファイブ」への不信感も大きい。2013年頃にも同シリーズの新作を出すと発表していたが、2018年に開発中止に。今回も同じ失敗をするのではないかと疑うファンも少なくない。
いろいろと変化が生じるシリーズに、《堀北真希さんも多胡輝さんもいない以上あまり期待するのもな~》《ルークいないと嫌だ…多胡先生もういないけどナゾどうなるの…?》《多胡先生が亡くなってから謎というかパズルゲーになって微妙》とぼやく声も上がっているようだ。
「レイトン教授と蒸気の新世界」は、ファンの不安を吹き飛ばすような名作になってほしい。
文=野木
【画像】
Ekaterina / PIXTA