
スクエニ新作ソシャゲ“リリース当日”に炎上!『トワツガイ』に批判が殺到する理由 (C)PIXTA
2月16日、新作スマートフォン向けファンタジーRPG『トワツガイ』がリリースされた。なにかと賛否を呼びがちなスクウェア・エニックス産のソーシャルゲームだが、配信開始からわずか1日で炎上するという、稀に見る事態となっている。
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百合ファンを裏切ってしまう結果に
「トワツガイ」は、『SINoALICE』(シノアリス)の藤本善也氏がプロデューサーを務めている新作タイトル。
世界を襲う「魔獣」に対抗すべく、「特殊災禍対策本部 CAGE」に所属する少女たちが戦いを繰り広げる…というストーリーだ。
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祝!正式サービス開始!🎊
\『#トワツガイ』は本日2月16日(木)より
正式サービスを開始致しました!✨🕊―――――――――
これは、私達が生きた記録であり、
二度目の死の記憶でもある。――――――――――🕊
トワツガイの世界をぜひお楽しみください!
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— トワツガイ【公式】好評配信中 (@towatsugai) February 16, 2023
登場人物がすべて女性であることはよくある設定だが、独創的なのは、彼女たちが“ツガイ”としてお互いを心の支えにしている点だろう。
あらかじめ2人1組のペアが設定されており、それぞれに濃密な関係性が仄めかされている。
いわゆる「百合」が好きな層を狙い撃ちにしたような設定で、リリース前から大きな注目を集めていた。
ところがいざ配信が始まると、百合ファンの逆鱗に触れるような要素が話題に。同作では「召喚柱」を1ペアに1体装備できるシステムなのだが、そこで人型の男性になってしまう「召喚柱」がいるのだ。
百合に男性を混ぜるという暴挙に、ネット上では《完全な百合の世界とか言っておいてイケメン男が出てくるのは詐欺》《男混ぜるってどうなってるんだこれ》《リリース前あれだけ百合ゲーとして宣伝しているのに、男キャラがいるなんて。さすがスクエニさん》《百合カップルが装備する召喚獣の最高レアがイケメン人化召喚獣で百合の間に男挟まってんの最高に狂ってる》といった激怒の声が上がっている。
スクエニ産ソシャゲは生き残れるのか
「トワツガイ」のアートディレクターを担当する関谷マコト氏は、昨年12月30日、YouTubeチャンネル「ゲームスナック ヒナガタ」の配信に出演し、同作の方向性について語っていた。
彼によると、男性主人公のハーレムゲームには「絶対しない」という方針らしく、「本作の世界にはほぼほぼ女の子しかいない」「男の人は出ません、一切」「百合好きのための百合ゲームになってるんで、安心してプレイしてください」と断言。
その一方、召喚獣で男が出ることについては、「召喚獣はもう召喚獣でしかないので、ストーリーには関わってこない」と説明していた。
こうしたコンセプトは開発陣にしっかり共有されているらしいのだが、だとすればなぜ「召喚柱」というノイズを1点だけ入れたのか、謎は深まるばかりだ。
最近スクウェア・エニックスのソシャゲ作品は、短命でサービス終了を迎えるケースが相次いでいる。『聖剣伝説 ECHOES of MANA』や『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』などが典型だが、1年ほどが寿命となっているような状態だ。
「トワツガイ」もまた、スクウェア・エニックスの“ソシャゲ短命説”を裏付ける作品となってしまうのだろうか…。
一応実際にプレイしたユーザーからは好評の声も上がっており、App StoreとGoogle Play ストアで「無料ゲームランキング」の1位にも輝いたとのこと。
#トワツガイ がApp StoreとGoogle Play ストアにて無料ゲームランキング第1位を達成しました。
皆様ありがとうございます!本番環境での安定運営に向けさらに諸々調整を行っていますが、今後も精いっぱい頑張って参りますのでよろしくお願い致します。
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今年6月には舞台化されることも決定しているので、長寿コンテンツに成長することを期待したい。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
kohanova / PIXTA