『ONE PIECE』セラフィムを操っているのは誰? ベガパンクの裏切りか五老星か…

『ONE PIECE』セラフィムを操っているのは誰? ベガパンクの裏切りか五老星か…

『ONE PIECE』104巻(尾田栄一郎/集英社)

2月20日発売の『週刊少年ジャンプ』12号に、『ONE PIECE』の最新話となる第1075話『研究層 DEATH GAME』が掲載された。作中では何者かがルフィたちを追い詰めているのだが、その正体をめぐって、さまざまな説が浮上しているようだ。

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※『ONE PIECE』最新話の内容に触れています

現在、ルフィたちがいるのは未来島エッグヘッド。世界政府に始末されそうになっているベガパンクを島から脱出させるため、分身体である「猫(サテライト)」たち6人と手を組んだ…という段階だった。

しかし第1075話では、彼らがいる研究層(ラボフェーズ)で次々と異変が。各地のカメラが破壊されていった上、強力な力をもつ新型パシフィスタ「セラフィム」が襲いかかってきたのだ。

こうした大混乱の裏には、ひそかに暗躍する“黒幕”がいるとされており、その正体について考察が盛り上がっている。

まず重要なのは、セラフィムには「威権順位」という命令系統が備わっていること。4つの順位に分かれており、先に命令された内容を書き換えられるのは、より“上位”の者にかぎられるという。

ベガパンク・サテライトは、この「威権順位」で上から2番目なのだが、なぜか命令を下すことができず、セラフィムに襲撃されてしまっている。そこで浮上しているのが、命令の優先順位がもっとも高い五老星がセラフィムを操っている…という可能性だ。

ベガパンクによる裏切りの可能性も…

五老星の中でも有力候補となっているのが、先日名前が明らかとなったジェイガルシア・サターン聖。第1073話『ミス・バッキンガム・ステューシー』では、サターン聖がエッグヘッドに向かっていることが明かされていた。

「威権順位」の話だけでなく、監視カメラを破壊する謎の人物が描かれた際に、そのシルエットがサターン聖にやや似ていたことも根拠となっている。

サターン聖説を推す読者の間では、《セラフィムの命令系統の最上位は五老星なんだから、メガパンクの命令を聞かない=五老星登場でしょ》《普通に威権順位トップの五老星であるサターン聖が命令したんだと思うけど、違うのかな?》といった推測が飛び交っていた。

その一方で、ベガパンクの本体もしくはサテライトに、裏切り者がいるという説も。

第1073話で描かれたステューシーのセリフによると、「威権順位」が同列の場合は、セラフィムへの命令は取り消せないとのこと。だとするとサテライトが命令を取り消せないのは五老星だけでなく、同列のベガパンクたちも含まれる。

ここで裏切り者の候補として考えられるのが、サテライトの1人・エジソンだ。研究層の防衛機構であるフロンティアドームが何者かに解除された時、エジソンだけ姿が描かれていなかったことや、セラフィムの命令権を奪おうとした際、最初に出ていったのがエジソンであることから、疑いが強まっている。

いずれにしても、近いうちにセラフィムの背後にいる人物の正体が明かされることを期待したい。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』104巻(尾田栄一郎/集英社)

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