
FFブランドが汚された!?『FF15』の新作ソシャゲに怒りの声「やっぱつれぇわ」 (C)PIXTA
2016年11月に発売されたRPG『FINAL FANTASY XV』(ファイナルファンタジー15)の新作が、まさかのスマートフォンアプリとして登場。世界150カ国以上で配信されたのだが、ネット上では「FFの名を汚すな」といった怒りの声があふれ出している。
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“動画広告ゲー”の会社が運営
物議を醸しているのは、2月16日にリリースされた『Final Fantasy XV:War for Eos』。ゲーム内には主人公のノクティスやヒロインのルナフレーナなど、お馴染みの人気キャラクターたちが登場している。
ジャンルとしては基本プレイ無料のMMORPGで、ダイナミックな戦闘や広大なワールドマップを楽しめる…という触れ込み。
しかしその実態は、「FF」シリーズのような作り込まれたゲームとはかけ離れている。むしろ、インターネット広告でよく出てくるような“量産型ソシャゲ”の印象を拭えない。
実は同作は「Final Fantasy XV」と銘打ってはいるものの、制作したのはスクウェア・エニックスではなく、海外のゲーム会社『Machine Zone』だ。おそらく「FF15」のIPを借りて制作されたスマートフォンゲームということだろう。
これに「FF」シリーズのファンからは、《もうFF15を変なコンテンツで扱うのやめてほしいんだが…》《FF15をこれ以上食い物にしないでくれ!》《頼むからもう思い出の中でじっとしていてほしい》《FFの看板も軽くなったなぁ》《やっぱつれぇわ》と不満げな声が続出している。
大不評だった『新たなる王国』
現在、ある意味で脚光を浴びている「Machine Zone」だが、2017年6月にリリースされたスマートフォンアプリ『ファイナルファンタジーXV:新たなる王国』も、「Machine Zone」による作品だった。
「新たなる王国」は、あまりにも高い課金圧や不親切なUIから、ファンのあいだで“クソゲー”の烙印を押されてしまったタイトル。2月22日時点で、App Storeの評価は「2.3」という驚愕の数値に到達している。
また、当時はスマートフォン向け広告も積極的に展開されていたが、ノクティスたちが登場する光景が《シュールすぎる》と話題を呼ぶことに。それだけならまだしも、《見る拷問》《広告見るたびにFF嫌いになるし不愉快》と反感を買ってしまい、もはや「FF15」に対するネガティブ・キャンペーンの一種ではないかと指摘されていた。
今回、ふたたび同じようなゲーム化を許したスクウェア・エニックスに対しては、《スクエニは自社IPをどこまで腐らせるつもりなんだろう》《なぜ同じことを繰り返すのか。なぜ学習しないのか》といった意見も相次いでいる。
せめて広告展開が“ネガキャン”にならないことを祈るばかりだ…。
文=「まいじつエンタ」編集部
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