ジャンプ伝説の打ち切り漫画に驚きの真相! 作者は『ダイ大』のレジェンド原作者だった

ジャンプ伝説の打ち切り漫画に驚きの真相! 作者は『ダイ大』のレジェンド原作者だった

ジャンプ伝説の打ち切り漫画に驚きの真相! 作者は『ダイ大』のレジェンド原作者だった (C)PIXTA

『週刊少年ジャンプ』打ち切り漫画の歴史において、燦然と輝く『ジガ -ZIGA-』。伝説の打ち切り漫画とも名高いこの作品だが、実は原作者がとんでもないレジェンド作家だったことが判明し、ネット上を騒然とさせているようだ。

【関連】ジャンプ『高校生家族』まさかの打ち切り! 伏線未回収の無慈悲な仕打ちに読者が激怒 ほか

新人コンビの打ち切り漫画と思いきや…?

「ジガ -ZIGA-」は2018年に連載された怪獣バトル漫画。突如街に現れた巨大生命体・ジガに友人や母の命を奪われた少年・蜂鐘コウが、ジガと戦う組織「異災連」に入隊する…というストーリーだ。

「ジャンプ」では珍しい“怪獣モノ”というジャンルだったことで、特撮ファンなどに注目されたものの、結局イロモノ枠から脱することはできず。たった2巻でスピード打ち切りを迎えてしまった。

作者としてクレジットされているのは、原作:佐野ロクロウ、作画:肥田野健太郎の2人。肥田野健太郎は同作が連載デビュー作で、後に『すごいスマホ』で「ジャンプ」に帰還を果たしている。

しかし原作者・佐野ロクロウの方は、同作以外で名前が使われたことはなく、連載終了後も音沙汰なし。“消えていった新人”の1人だと思われていた。

まさかの『ダイ大』原作者の名前が…

そんな中、ネット上で佐野ロクロウの正体が判明し、「ジャンプ」ファンたちを驚愕させることに。『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』や『仮面ライダーW』などで知られる大物脚本家、三条陸の別名義だと明らかになったのだ。

三条陸は2023年5月、自作をまとめた著書『三条陸 HERO WORKS』を発刊する予定。書店サイトなどで先行公開されている同書の紹介文に、“佐野ロクロウは彼の別名義である”と記されていた。

レジェンド原作者が打ち切り漫画を手掛けていた事実に、ネット上では《えっジガの原作って三条先生の別名義だったの!?》《こればかりはガチでびっくり》《待って待って待って…ジガの原作が三条陸先生だったとかここ最近一番驚いたぞ!》と、驚愕の声が続出。

また、《三条陸原作でも打ち切りになるんだな…》《どんなベテランでも初速悪ければキッチリ打ち切るジャンプって中々修羅の道なんだなぁ…》と、「ジャンプ」の生存競争の厳しさに想いを馳せる人も少なくないようだ。

ちなみに、原作者の正体を知った上で「ジガ -ZIGA-」を読み返してみると、新たな発見も。

作中には「万野天士郎」というマッドサイエンティストが登場するのだが、これは三条陸がメイン脚本を担当した『仮面ライダードライブ』の「蛮野天十郎」に設定が酷似している。

もし連載が長く続いていれば、セルフオマージュ要素に気づくファンも出ていたかもしれない。

最初から原作者の名前を出していれば、読者の食いつきも違っただろうが、それはそれで諸刃の剣。岸本斉史にとっての『サムライ8 八丸伝』のような黒歴史が生まれずに済んだだけ、マシだと言えるだろう。

文=Tら

【画像】

ufabizphoto / PIXTA

【あわせて読みたい】