一歩に現役復帰フラグ!『はじめの一歩』1412話の意味深なコマに「セコンド編終わり?」

一歩に現役復帰フラグ!『はじめの一歩』1412話の意味深なコマに「セコンド編終わり?」

『はじめの一歩』136巻(森川ジョージ/講談社)

主人公・幕ノ内一歩が現役を引退してから、早くも約4年が経過している『はじめの一歩』。現役復帰を今か今かと待ちわびる読者が多いなか、2月22日発売の『週刊少年マガジン』12号に掲載された最新話では、ついに新たな進展が描かれている。

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※『はじめの一歩』最新話の内容に触れています

リカルド・マルチネスvsウォーリーの世界タイトルマッチが終わり、第1412話『追う犬、追われる猫』では久々に日本を舞台とした話に。一歩は、いつもの河原で帰りを待つ久美を尻目に、真っ先に鴨川ジムに直行していた。

鴨川会長に対して、リカルドとウォーリーの戦いを間近で見た感想を語る一歩。持てる力の全てを使い、戦いきった挑戦者であるウォーリーと、そのセコンド・ミゲル。そして、その2人の全てを跳ね返したリカルド。何もかもが見事だった…と語り、胸の前で強く拳を握るのだった──。

現在の一歩は、セコンドとして第2のボクシング人生を歩んでいる最中。今回のメキシコ遠征は、一歩が世界最高峰の試合でリングサイドに立つという、セコンド編の集大成としてふさわしい内容のものだった。

一歩自身、死闘を演じたボクサーたちの姿に、熱いものがこみ上げてきたようで、“とくん”という鼓動の高鳴りが描写されている。

この描写に読者たちは、“現役復帰”の気配を感じ取ったようだ。ネット上では、《長かったセコンド編もいよいよ終わりか?》《もうすぐ一歩は現役復帰しそうやな》《最後のシーン、会長に現役復帰申し出そうな感じ》《そろそろ一歩が現役復帰になるのかな、という感じもする》といった声が上がっていた。

パンチドランカー問題は未解決

リカルドはウォーリーの次の挑戦者として、一歩と縁の深い千堂武士を指名している。この試合、どちらが勝つにせよ、一歩の闘志をさらに焚きつけるものとなりそうだ。いよいよ現役復帰も、現実味を帯び始めていると言えるだろう。

とはいえ、一歩が現役を引退したのは、モチベーションが低下したからではなく、パンチドランカー症状の疑惑があったため。いかに闘志が蘇ったからといって、簡単には復帰できない身の上だ。

読者が納得する形でこの問題を乗り越えさせるには、もう1つ2つ、展開に工夫が必要だろう。そう考えると、一歩の完全な現役復帰は、まだまだ先の話なのかもしれない。

ネット上でも《もう一悶着ないと、復帰動機が少し弱い気がするけどな》《パンチドランカーの疑惑があるからアカンって話なんだから、そのまま復帰はしないだろ》《復帰するまでに寄り道で5年はかかる》と、もう一波乱を予想する声が上がっていた。

パンチドランカー疑惑をいかにして解決するのか、この先の展開を注視していきたい。

文=Tら
写真=まいじつエンタ
■『はじめの一歩』136巻(森川ジョージ/講談社)

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