
“和風モンハン”に賛否両論!? コエテク新作『WILD HEARTS』は本家を超えるか (C)PIXTA
2月17日に発売された和風ハンティングアクションゲーム『WILD HEARTS』に、賛否両論の声が上がっている。発売前には“和風モンハン”としてゲーマーたちにツッコミを受けていた注目作だが、本家を超えるヒット作になるだろうか。
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無双要素が入った新時代の「モンハン」
「WILD HEARTS」はエレクトロニック・アーツとコーエーテクモゲームスが共同開発した新作ゲーム。中世の日本を思わせる「あづまの国」を舞台として、人間と獣の闘争を描き出していく、いわゆる“狩りゲー”だ。
フィールドにいる大型の怪物を、武器によってハントするというゲーム性は、カプコンによる狩りゲーの金字塔『モンスターハンター』シリーズに瓜二つ。ゲーム画面が公開された時点で、「和風モンハン」の二つ名が響き渡ることになった。
ただ、同作ならではの要素として、「モンスターハンター」よりもアクション性が強くなっているのが特徴。また「からくり」というクラフト要素も導入されており、アクションの幅がかなり多彩になっている。
開発には、あの無双シリーズで知られるコーエーテクモゲームスの「ω-Force」(オメガフォース)が携わっているため、さながら“モンハン×無双”という夢のコラボと言えるだろう。
さぁ、いまこそ狩りの始まりだ! 🐺
生きろ、立ち向かえ。
#PlayWildHearts はこちらから購入可能: https://t.co/8YmkLZ27Fo pic.twitter.com/S7lSLKdubT
— WILD HEARTS JP (@WildHeartsJP) February 17, 2023
実際に同作の虜になったプレイヤーも多いようで、SNS上では《WILD HEARTS神ゲーかもしらん モンハンより好きだわ》《WILD HEARTS思ってたよりめっちゃおもろいな もうモンハン要らんからシリーズ化して欲しい》《敵がダウンした時のタコ殴りっぷりがモンハンより気持ちいい》《新規IPなだけあって今のところモンハンより楽しい》と、“モンハン超え”の評価すら相次いでいる。
今後のアップデートにかかる期待
しかしその一方で、国内外のレビュアーからは必ずしも絶賛されているとは言い難い。たとえばレビュー収集サイト『Metacritic』が公開しているメタスコアを見てみると、PC版は78点、PS5版は79点という数字だ。
決して悪くはないものの、傑作クラスのゲームと比べると明らかに見劣りしてしまう。
また、PC版を配信しているプラットフォーム『Steam』のユーザー評価では、約5,000件のレビューが集まった上で「賛否両論」の評価。一時はそれを下回る「やや不評」にすらなっていた。
ただ、不評の理由としてはゲーム内でさまざまな不具合が発生していたことも挙げられている。順次解決に向けてパッチの配信などを行っているため、徐々に評価は上がっていくかもしれない。
実は10年ほど前にも、コーエーテクモゲームスは『討鬼伝』という和風ハンティングアクションゲームを発売していたが、人気が出る前にシリーズが終了していた。同社にかぎらず、似たような“モンハンゲー”は無数に生み出されてきたが、今度こそ本家を超えることはできるだろうか。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
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