スクエニ一転攻勢!?“画面暗すぎ”とツッコミを浴びた『FF16』が予想外の動画公開 (C)PIXTA
スクエニ一転攻勢!?“画面暗すぎ”『FF16』が予想外の動画公開 (C)PIXTA
「画面が暗すぎる」との指摘が相次いでいる、スクウェア・エニックスによる新作RPG『ファイナルファンタジーXVI』(FF16)。不安を募らせるゲーマーたちの意見を払拭するためか、3月21日に公式ツイッター上で、“明るい動画”が公開されることとなった。
【関連】『バイオハザード』の看板に泥を…原作ファンを激怒させた“Z級”実写化作品3選 ほか
「FF16」の公式ツイッターアカウントは、「主人公クライヴの相棒、トルガルをご紹介」いうコメントと共に、15秒ほどの短い動画を投稿。大陸北部に出自を持つ狼であり、心強い仲間としてプレイヤーを導いてくれる「トルガル」を紹介する動画だった。
動画の中では、敵と思われるキャラクターに攻撃を仕掛けるトルガルの姿が。また、主人公のクライヴと戦闘コンボを決めるところも鮮明に描き出されている。
公式がトルガルの動画を投稿したのは今回が初めてではなく、3月8日にも同じような内容の動画がアップされていた。
しかしその画面は異様に暗く、肝心のトルガルの活躍がほとんど見えなかったため、激しいツッコミを浴びることに。リプライ欄などが荒れた影響か、「FF16」公式はほどなくして当該の動画を削除していた。
そんな出来事を反省したのか、今回のトルガル紹介動画は一転して明るい画面になっている。ちなみに最新の動画は「Part1」と明記されているため、前回のトルガル紹介動画は文字通り“なかったこと”になったのかもしれない。
トルガル動画騒動は大きな波紋を呼び、問題のシーンだけでなく、「FF16」自体が“暗すぎる”ゲームなのではないか…という不安も広がっていた。
それだけに、きちんと明るい場面が存在することを証明した最新動画に、ファンたちも安心したようだ。ネット上では、《なんだ、ちゃんと明るいフィールドあるじゃん!》《ずっと暗かったから呪われた夜の世界が舞台なのかと思ってたよ》《これでもういちゃもんはつけられないね》といった声が続出している。
その一方、これまで公開された動画が暗い画面ばかりだったことから、《何で暗いシーンばっか宣伝してたんだよ》というツッコミも少なくない。
たしかに、そうした宣伝の仕方にも問題があったのかもしれないが、それにしてもネットユーザーの「FF」への反応はかなり過剰ではある。その背景にあるのは、やはり『FF13』や『FF15』といった過去作が遺した“負の遺産”だろう。
たとえば「FF13」はストーリーや設定が難解であることで知られ、「誰もストーリーを説明できない」という説が浮上しているほど。「パルス」「ファルシ」「ルシ」「パージ」といった独特すぎる用語も、かなり評判が悪い。
また「FF15」もファンタジーとリアルを織り交ぜた世界観が賛否両論を呼んでおり、いずれも“ネットのおもちゃ”扱いされている。同じ「FF」シリーズということで、新作である「FF16」にも発売前から厳しい目線が向けられているのだろう。
逆にいえば、それだけファンに注目されている証拠でもある。今年6月の発売を楽しみに待ちたい。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
Benzoix / PIXTA