
『ドラゴンボール』のセクハラ描写で被害者…女性アニソン歌手が衝撃告白 (C)PIXTA
私は『ドラゴンボール』ファンからセクハラ行為をされてきた──。テレビアニメ『ドラゴンボール』のED主題歌『ロマンティックあげるよ』などで知られるアニソン歌手・橋本潮が、衝撃的な告白を行った。
これに便乗して作中のセクハラ描写を叩く者まで現れ、物議を醸しているようだ。
【関連】『ダイの大冒険』クソゲー臭がプンプン! ごたごた連続でプロデューサー交代も ほか
主題歌歌手に向けられたとんでもない要求
ことの発端は、4月3日に投稿された橋本のツイートだった。ツイッター上のフェミニスト(ツイフェミ)を批判する一般ユーザーに抗議するために、自身の壮絶な体験談を明かしたのだ。
いわく、橋本は「ロマンティックあげるよ」を歌った数十年前から、「ドラゴンボール」ファンにさまざまなセクハラ行為を受けてきたという。《ブルマが亀仙人にノーパン姿を見せるシーン》や、《バニーガール姿で胸をペロッと見せるシーン》などを要求されたそうで、《現実の女性にセクハラする輩が36年前からいるので、私がツイフェミになるのは必然です》と主張していた。
私は「ロマンティックあげるよ」を歌いはじめてから今まで、ドラゴンボールファンという人からセクハラ行為をされてきましたよ。ブルマが亀仙人にノーパンを見せるシーンやバニーガール姿で胸をペロッと見せるシーンを私にはやってくれと。… https://t.co/kHF2Fp4ntp
— 💚🤍💜アニソン歌手・橋本潮💚🤍💜 (@Ushio_Hashimoto) April 3, 2023
セクハラ被害の告白は多くの人に衝撃を与えたようで、《ええ、マジかよ…。そんなヒドイ目にあってきたの?》《ギャグでも気まずいやつを他人にガチ要求してくる人って何なの…》《そんなセクハラ注文を歌手さんにするのおかしいでしょ。普通にドン引き》《フィクションと現実の区別がつかないセクハラオタクは昔からいたってことか》と同情する声が続出している。
さらに橋本は別のツイートで、《このツイートを単なるセンセーショナルな事として片付けて欲しくない》とも訴えており、《女性たちが被害に遭わないためにも、男性側の意識改革と性教育は絶対必要です》と持論を展開。
また、セクハラを擁護する人々に対して、《あいつらこそ性加害予備軍》と厳しく批判している。
『ドラゴンボール』はセクハラ描写が満載?
橋本はあくまでファンたちの問題行動を告発しただけだったが、この一件に便乗して、「ドラゴンボール」自体のセクハラ描写を叩こうとする人も。
引用RTなどでは、《ドラゴンボールのオタクでも、セクハラ描写だけは本当にきつい》《わたしも亀仙人嫌いだったわ。ああいうキャラクター、実害があるんだよ》《ドラゴンボールもワンピースも絶対子どもには読ませないで欲しいと思ってる》《家族でドラゴンボール見てたら亀仙人が18号の胸揉むみたいなシーンがいきなり出て、楽しく見てたのに一気に場が凍りついた》といった声が巻き起こっている。
実際に「ドラゴンボール」の作中には、いまのご時世では問題視されそうな描写が多数存在する。
たとえば亀仙人が女性に「パイパイ」を触らせてもらえないかと要求したり、ブルマに化けたウーロンが亀仙人に「パフパフ」する回も存在した。
いずれもギャグシーンとして描かれていたもので、当時の感覚では「普通」だったのだろうが、今から見るとセクハラのレッテルは免れないだろう。
一部のファンたちの行動によって、あらためてそうした描写が日の目を浴びてしまったと考えると、ますます罪深いと言わざるを得ない…。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
master1305 / PIXTA