ジャンプ新連載が『ヒカルの碁』そっくり?『食戟のソーマ』作者が“お色気ナシ”で勝負

ジャンプ新連載が『ヒカルの碁』そっくり?『食戟のソーマ』作者が“お色気ナシ”で勝負

ジャンプ新連載が『ヒカルの碁』そっくり?『食戟のソーマ』作者が“お色気ナシ”で勝負 (C)PIXTA

4月10日発売の『週刊少年ジャンプ』19号で、原作・附田祐斗、作画・佐伯俊による新連載『テンマクキネマ』が幕を開けた。『食戟のソーマ』を手掛けた漫画家コンビの最新作として大きな注目を集める一方、その設定に既視感を抱いてしまった人もいるようだ。

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「食戟のソーマ」コンビが贈る異色の漫画

「テンマクキネマ」は、映画鑑賞が趣味の高校生・新市元(しんいち はじめ)が、映画脚本家・天幕瀧飛虎(てんまく たきひこ)の幽霊に取り憑かれてしまうストーリー。

天幕は存命だった時に完成させられなかった脚本が心残りで、新市に代筆を頼み込む。しかし脚本を渡したかった映画監督・白河龍はすでに亡くなっていた。

モチベーションを失いかける天幕だったが、同級生の俳優・倉井雛希(くらい ひなき)と出会ったことで強烈なインスピレーションが降りてくる。

そして成り行きから、新市は映画監督としての道を踏み出すことに…。

“映画”という少年漫画らしくない題材でありながら、第1話からヒロインや相棒と出会う王道の展開。高い画力とドラマチックな展開の組み合わせによって、はやくも大きな話題を呼んでいる。

同業者からの注目度も高いようで、ツイッター上では『斉木楠雄のΨ難』で知られるジャンプ作家・麻生周一が絶賛していた。

どこか見覚えのある設定にツッコミ

ただ、読者の間では《まんまヒカルの碁じゃん》《現代版ヒカルの碁だな》《ヒカルの碁じゃんって思ったらみんな言ってた》《佐為が恋しくなっちゃった》といった声も。

主人公がケタ外れの才能をもつ幽霊に取り憑かれ、物語に巻き込まれていく設定は、たしかに『ヒカルの碁』にそっくりだと言えるだろう。

また、その一方で中性的な見た目の天幕が男性だったことが分かり、落胆してしまう人もいたようだ。

《ヒロインかと思ってた幽霊が男だったのでマイナス9億点》《女性だと思ってたからもうマイナス8億点付けたい》といった反響が飛び交っている。

「ヒカルの碁」で幽霊だった藤原佐為も中性的な見た目をしていたので、その点もリスペクトしている部分なのかもしれない。

かつて作者たちが手掛けた「食戟のソーマ」は、料理を食べた女性キャラの衣服が吹き飛ぶ“おはだけ”の演出が人気に一役買っていた。

最新作「テンマクキネマ」ではあまりお色気要素が期待できなそうだが、物語の魅力1本でどこまで勝負できるだろうか。今後の展開にも注目だ。

文=野木

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