
『ゼルダの伝説』続編に大きな不安…ひろゆきも詰んだ「謎解き」に不要説が浮上 (C)PIXTA
5月12日に発売を控える、任天堂の新作オープンワールドRPG『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。世界中のファンたちが期待するAAAタイトルだが、そこで実装されるであろう「謎解き」要素をめぐって、激論が交わされている。
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「ゼルダ」に謎解きは不要?
1986年以来、さまざまなハードで発売されてきた『ゼルダの伝説』シリーズだが、そのなかではお決まりのように「謎解き」が仕込まれてきた。
2017年にニンテンドースイッチで発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下、BotW)についても、それは変わらない。広大なフィールドに「試練の祠」と呼ばれるダンジョンが120個以上も存在しており、ほとんどの祠に謎解きが仕掛けられている。
シリーズを通して登場する要素でもあるため、謎解きは「ゼルダの伝説」をプレイする醍醐味の1つだろう。
しかし一部のプレイヤーにはあまり好評ではないらしく、《急に脈絡のないクイズ出されてるみたいで盛り上がれない》《一切なくていい。そういうのは違うゼルダ作ればいい》《ゼルダがつまらない理由だわ》《謎解き要素は必ずしも必須要件ってわけではない》《祠はつまんないわ 難しいわけでもなくめんどいだけ》といった意見も上がっている。
また、論破王として知られる“ひろゆき”こと西村博之氏は、『週プレNEWS』に掲載されたコラム「ひろゆきが『ゼルダの伝説』シリーズの名作を『クソゲー!』と評する理由【ひろゆきゲーミング・4面】」で、「試練の祠」について言及。
どうやら難易度が高い『ミャマ・ガナの祠』というダンジョンで詰まってしまったらしく、「『このクソゲー!』って辞めちゃいました」というエピソードを明かしていた。
謎解きが物理演算パズルになった「ブレワイ」
「BotW」の「試練の祠」が賛否両論を招く理由は、謎解きというよりも、パズルとしての完成度が高いためかもしれない。
祠のなかには物理演算を利用したパズルも多く、柔軟な発想力と、繊細なコントロールが求められることも。『ミャマ・ガナの祠』はその典型で、コントローラーのジャイロ操作によって、ボールを迷路のような場所から出すというギミックだった。
ひろゆき氏だけでなく、多くのプレイヤーが苦しめられており、《難しすぎて、頭がパンクしそうだった》《イライラ棒みたいなやつほんと嫌い》といった声も少なくない。
ちなみ、新作「ティアーズ オブ ザ キングダム」には、「モドレコ」や「スクラビルド」、「ウルトラハンド」といった新たな力が追加される予定だ。祠のギミックにこうした新要素が組み込まれることで、さらに複雑なパズルとなる可能性もあるだろう。
とはいえ、「BotW」では祠の攻略は必須ではなく、クリアできないなら祠自体をスルーして進むことも可能だった。また、正攻法ではなく“ズル”をして攻略法を編み出すのも、1つの楽しみではある。
自分に合ったプレイスタイルを見つけるのが、賢い遊び方なのかもしれない。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
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