
VTuberやプロゲーマーも抗議!『Apex』致命的バグを連発させる運営に呆れ声 (C)PIXTA
いまだにFPSゲームの代表格に君臨している『Apex Legends』だが、ここ最近は致命的なバグが多発してしまっている模様。プロゲーマーやVTuberたちの大会にも大きな影響を与えており、各方面から不満の声が殺到しているようだ。
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致命的バグで公式大会が延期に
今回発生した不具合のなかでも、とくに問題視されているのが、いわゆる「試練バグ」とバンガロールに関連するバグだ。
まず「試練バグ」について簡単に説明すると、『ワールズエッジ』にある『試練』というエリアのミニゲーム報酬が入手できなくなる不具合のこと。なぜかマップに埋め込まれた状態でアイテムが出現するため、通常のコマンド操作で拾うことができない。
一般プレイヤーの場合はそこまで支障がないかもしれないが、プロゲーマーたちが参加する競技シーンでは話が別。大会では各チームがエリアを固定して練習を重ねるのだが、「試練」をテリトリーとするチームが多大な不利益をこうむってしまう。
そして同タイミングで、バンガロールの戦術アビリティ『スモークランチャー』にもバグが発生。スモークが索敵効果のあるスキルなどを無効化する仕様となっており、一切の視界を奪うという、あまりに強力なアビリティとなってしまったのだ。
いずれもゲーム性を大きく損なうバグだったため、公式大会『Apex Legends Global Series』(ALGS)のスケジュールが延期される運びに。また4月15日開催のVTuberによる大会『VTuber最協決定戦 SEASON5』(V最協S5)にも、甚大な影響を与えることとなった。
今週末を予定しておりましたALGS Year3 Pro League Week2は現行パッチ16.1が不安定なため延期となりました。
詳細スケジュールはまた後日改めてご共有いたします。 https://t.co/BiJ0RRAXpW
— ALGS APAC NORTH – JP (@ALGS_JP) April 8, 2023
ようやく修正されるも批判はやまず
当然、ユーザーやeスポーツの関係者たちは運営に対する不満を爆発させたのだが、そんななかで4月11日に最新アップデートが配信された。しかし件のトラブルには一切対応していなかったため、むしろ火に油を注いでしまったようだ。
運営の対応に対して、SNS上では《ALGS延期までして当てるパッチ内容ではないんよ》《あのバグを修正してないの普通にありえないでしょ》《ユーザーを舐め腐ってるよね》《うーん…。運営は何がしたいんだろう…》と厳しい声が続出。
また、『V最協』の主催を務めるVTuber・渋谷ハルも、同日に行った配信で《僕も頭を抱えるしかないんですけど…》とゲンナリした様子を見せていた。
さらにプロゲーミングチーム『RIDDLE』のオーナーであり、ストリーマーであるボドカは、配信で《多分Apexを作ってるスタジオが崩壊してる。これに関しては》とバグ問題の裏側を辛口で考察していた。
さすがに運営としてもこの問題を放置できなかったのか、4月14日には突如「試練バグ」が修正されることに。ただ、今度は報酬から弾薬が削除される謎の仕様変更があり、ユーザーを呆れさせている。
運営様の模様替えによって
試練報酬から弾薬は削除されました!
弾が心配な人はメイン武器は使わないようにしましょう https://t.co/HLniTEJHnK— あっしー (@4ssiikun) April 14, 2023
そもそもバンガロールのバグにも手が加えられていないため、問題が完全に解決したとは言い難い状況だ。いつまでも杜撰な運営が批判されている「Apex Legends」だが、ユーザーに見放されてしまう日も遠くないかもしれない…。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
FabrikaSimf / PIXTA