
『ホロライブ』ついに開国!? 数年間避けてきた『にじさんじ』とのコラボが急増 (C)PIXTA
VTuber業界で人気を二分する『ホロライブ』と『にじさんじ』の配信者たちが、近頃コラボ配信を盛んに行っている。4月20日からは「にじホロぶる団」というチームでの活動も始まり、“雪解け”の時を期待するファンが相次いでいる。
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「古戦場」でつながる人気VTuberたち
「にじホロぶる団」は、『グランブルーファンタジー』の定期開催イベント「決戦!星の古戦場」を攻略するために結成されたチームだ。
「ホロライブ」からは兎田ぺこら、獅白ぼたん、尾丸ポルカ、博衣こより、ロボ子さん、大空スバル、「にじさんじ」からは夜見れな、ニュイ・ソシエール、奈羅花、アルス・アルマルといった面々が出揃った。
イベントの開催期間にあたる4月20日~4月27日の間、それぞれの配信で多人数のコラボが行われている。
このあと21時からは🌟
🍖 グラブル 古戦場開始 🍖
古戦場開始!!!!!!!!!#にじホロぶる団 いくぺこおおお‼️
まずは肉を集めるぞおおおお‼️
途中で出入り自由な感じで
メンバーと話したりするかもぺこ☺️▽待機所▽https://t.co/qzNQR4LopG pic.twitter.com/MYxZNra2MO
— 兎田ぺこら👯♀️ホロライブ3期生 (@usadapekora) April 20, 2023
しかしこの光景はVTuberファンにとっては新鮮に映るもの。「ホロライブ」は他のVTuber事務所とほとんど交流せず、「鎖国状態」とすら言われてきた。
ついに「ホロライブ」と「にじさんじ」の関係が変わる気配が生まれたことで、《こうやってまた交流が増えていくとよいですな…何か感慨深かった…》《きっかけを作ったぺこーらにマジ感謝 にじとホロの大きな架け橋のきっかけになるといいな》《にじとホロってなぜかリスナー同士で衝突しがちだから、これを機会に仲良くなったらいいね》と盛り上がっている。
「ホロライブ」の路線変更
ほかにも最近では、「ホロライブ」と「にじさんじ」のコラボが急増中。宝鐘マリンと月ノ美兎、不知火フレアとシスター・クレアといったほぼ接点のない2人の組み合わせや、数年ぶりの再会となる戌神ころねとでびでび・でびる、宝鐘マリンと早瀬走など、立て続けにコラボが行われている。
また、昨年末辺りから「ホロライブ」メンバーが「にじさんじ」に言及する機会も増えている印象。壱百満天原サロメがチャリティー企画「deleteC大作戦2022」に関連して、兎田ぺこらとチャットでやりとりしていたことも印象的だ。
さらに4月17日から始まった「VAULTROOM」主催のストリーマー交流イベント『VCR RUST』(スト鯖RUST)でも、大きな異変が。前回開催された際には「ホロライブ」メンバーが運営から参加NGを指示されていたが、今回はラプラス・ダークネスがマネージャーからGOサインをもらったという。
同イベントは多数の男性配信者が参加しているため、やはり「ホロライブ」に何か方針の変更があったのではないか…と囁かれている。人気の停滞や、運営会社・カバーのグロース市場上場などをきっかけに、“外交”に積極的な事務所となりつつあるのかもしれない。
とはいえ、今のところ「ホロライブ」のコラボ相手は女性が圧倒的に多い。「スト鯖RUST」ではラプラスが「にじさんじ」の男性ライバー、ローレン・イロアスと絡み、お互いのファンがやや荒れる光景もあった。
同性相手の壁は消えつつある一方、やはり男性配信者との交流については、ファンに受け入れられるまでにまだまだ時間がかかりそうだ。
文=大上賢一
【画像】
Benzoix / PIXTA