“ヘブ泣き”の押し売りがサムい? 泣けるソシャゲ『ヘブバン』新CMに賛否

“ヘブ泣き”の押し売りがサムい? 泣けるソシャゲ『ヘブバン』新CMに賛否

“ヘブ泣き”の押し売りがサムい? 泣けるソシャゲ『ヘブバン』新CMに賛否 (C)PIXTA

“泣ける”との触れ込みでお馴染みのスマートフォン向けRPG『ヘブンバーンズレッド』だが、その広告展開に興ざめしてしまう人もいるようだ。4月28日に放送された新CMをきっかけとして、「ヘブ泣き」を揶揄する声が続出している。

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新CMでも「泣ける」ことをアピール

同作は、謎の生命体「キャンサー」に支配された世界を舞台としたRPGで、唯一の対抗兵器「セラフ」を手にした少女たちの戦いが、ドラマチックに描き出される。

原案・メインシナリオを担当しているのは、“泣きゲーの第一人者”として知られる『Key』の麻枝准。『AIR』や『CLANNAD』、『Angel Beats!』といった感動的な物語を生み出しており、そのノウハウをソーシャルゲームにつぎ込んだのが「ヘブンバーンズレッド」だ。

そんな同作では4月28日に、ファン待望の第4章後編「凍てつく息吹と爆ぜる感情」を実装予定。その告知として、一夜限りの特別なCMが放送された。

「『ホームで待つ人々』篇」と題されたそのCMは、ホームで電車を待つ社会人たちが「ヘブンバーンズレッド」をプレイしている様子が描かれる。

バックに感動的なBGMが流れるなか、それぞれが感極まった声で「この日々に笑って」「その瞬間に泣いて」「もう、泣いてる」などとモノローグ。CMの最後は、「この切なさを、浴びよ」というフレーズで締めくくられている。

「感動の押し売り」に興ざめした人々

ファンたちは新CMに心を動かされたようで、《この1分間だけで余裕で泣ける…》《めっちゃよかったです。泣きました》《何回ループしても飽きない。だってこれは俺たちの心の声だから》と絶賛の声が続出している。

しかしその一方、泣けるゲームをひたすら強調したCMに、違和感を覚える人もおり、《どんだけ泣かせたいんだよ》《泣きすぎだろこいつら》《演者が泣ける言うてるだけのこのCMでは泣けん》《なんだこのCM。このゴールデンウィークは!スマホでヘブ泣き!!じゃん》といった声も。

もともと「ヘブンバーンズレッド」はかねてから、ストーリーが「泣ける」ことを大々的に宣伝している。たとえば昨年2月頃に放送されたCMは、齋藤飛鳥が大粒の涙を浮かべながら「こんな涙、あったんだ」とつぶやく内容だった。

また別のCMでは、「涙が止まらなかった」「絶対に泣く未来がある」「これは究極の泣きゲー」といった文字を画面いっぱいに映し出す演出が。さらに声優・楠木ともり「収録中、涙をこらえるのに必死でした」、俳優・本郷奏多「身震いの連続、感動しました」など、著名人からのコメントも盛り込まれていた。

そうした広告展開に、一部では「感動の押し売り」とまで言われている様子。裏を返せば、それだけ感動的なストーリーに自信があるということなので、実際に“ヘブ泣き”できるか試してみるのもいいだろう。

文=「まいじつエンタ」編集部

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