ジャンプは“主人公不在”の方が面白い!? ワンピ、呪術、ヒロアカで異例の神展開ラッシュ

ジャンプは“主人公不在”の方が面白い!? ワンピ、呪術、ヒロアカで異例の神展開ラッシュ

ジャンプは“主人公不在”の方が面白い!? ワンピ、呪術、ヒロアカで異例の神展開ラッシュ (C)PIXTA

4月24日発売の『週刊少年ジャンプ』21・22合併号で、異例の事態が巻き起こった。『ONE PIECE』、『呪術廻戦』、『僕のヒーローアカデミア』…看板漫画の3つが、示し合わせたかのように“神展開”に突入し、大きな盛り上がりを見せている。

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※「ジャンプ」最新号の内容に触れています

近頃の「ジャンプ」は、人気作がそろって最終章へと舵を切っている。とくに最新号では、読者を驚愕させるような展開が立て続けに描かれた。

まず「ONE PIECE」では、ルフィの祖父であり、海軍の英雄として知られるガープが大活躍。海軍大将から「黒ひげ海賊団」船長に転身した“青キジ”ことクザンに、強烈な一撃をお見舞いしている。

クザンはかつてサカズキに敗北したものの、作中ではっきりと敗北描写が描かれたことは一度もない。ガープがそんな相手を一蹴してみせたことに、読者たちも驚きを隠せないようだ。

また、「呪術廻戦」では作中最強キャラクターの五条悟が復活を果たした。渋谷事変で獄門疆に封印されて以来の出番なので、約3年3カ月ぶりの再登場となる。

さらに五条は復活早々、羂索や両面宿儺のもとを襲撃し、最終決戦の火蓋を切って落とした。

そして「僕のヒーローアカデミア」では、“元最強”のヒーローであるオールマイトが登場。全盛期の力をほぼ失った彼がふたたび立ち上がり、オール・フォー・ワンの前に立ちはだかるという熱い展開だ。

看板漫画がそれぞれ最高潮を迎える「ジャンプ」最新号に、ネット上では《今週のジャンプ熱すぎるだろ!》《ガープと五条先生とオールマイトが頭から離れない》《呪術にヒロアカ、ワンピ、どれも激アツな回だった!》と興奮の声が上がっている。

「主人公がいない回」が盛り上がる法則

「ONE PIECE」、「呪術廻戦」、「僕のヒーローアカデミア」の最新話に読者たちが熱狂するなか、一部では《どれも“主人公”がほぼ映ってない》《今週のジャンプ主人公以外が主人公してる》《どれ一つとして主人公がなにかしたわけじゃないの草》といったツッコミの声も続出していた。

というのも今回話題になったエピソードは、いずれも主人公が一切活躍していない。ルフィも虎杖悠二も緑谷出久も、ほとんど姿すら見せておらず、サブキャラクターの活躍が注目を浴びている。

ただ、ガープ・五条・オールマイトに共通する点として、彼らが主人公の師匠的なポジションであることも挙げられるだろう。

この展開から、師匠を失った主人公が覚醒するという王道のストーリーを予想することもできるかもしれない。実際に読者の間でも、「死亡フラグ」を懸念する人は少なくないようだ。

この心配が杞憂で終わるとよいのだが…。

文=野木

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Khosro / PIXTA

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