アニメ『このすば爆焔』カモネギのデザイン変更! 任天堂とのトラブル回避へ

アニメ『このすば爆焔』カモネギのデザイン変更! 任天堂とのトラブル回避へ

アニメ『このすば爆焔』カモネギのデザイン変更! 任天堂とのトラブル回避へ (C)PIXTA

今年4月からアニメ化された人気ライトノベル『この素晴らしい世界に爆焔を!』に、ある意味大きな注目が集まっている。任天堂の『ポケットモンスター』シリーズとそっくりな要素が存在するとして、物議を醸しているのだ。

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「カモネギ」のパクリにざわめくファン

同作は、大人気シリーズ『この素晴らしい世界に祝福を!』(このすば)のスピンオフ作品。人気ヒロインのめぐみんを主人公として、紅魔の里で爆裂魔法の習得に励む姿が描かれている。

問題は、そんな同作の原作小説やコミカライズ、ゲームに登場する「カモネギ」というモンスターにあった。初代「ポケモン」の“かるがもポケモン”カモネギと、名前も見た目も丸被りしていたのだ。

「このすば爆焔」のカモネギは、その名の通りネギを背負ったカモの見た目をしている。頭はトサカ状に跳ねており、おでこには小さな模様が入っており、羽根を前足のように動かすところも特徴だ。

そしてこの特徴は、すべてポケモンのカモネギとぴったり一致している。名前から言っても、偶然の産物とは思えないだろう。

しかも作中ではめぐみんがカモネギを食用にするような描写も。あまりに危ない橋をわたっているため、《デザイン寄せてるしこれやばいんじゃない?》《名前まで完全一致してて草》《任天堂に怒られそう》と波紋が広がっていた。

アニメスタッフによる改変に称賛

ただでさえ任天堂は権利関係に厳しいことで有名。そのため「このすば爆焔」のTVアニメ化にあたって、一部ではカモネギの扱いが心配されていた。

そんななか、4月27日に放送された「このすば爆焔」の第4話『紅い瞳の孤高の少女(ロンリーマスター)』では、ついにカモネギが登場。アニメスタッフは原作改変によって、トラブル回避を図ったようだ。

同エピソードでは、めぐみんが授業の課題としてポーションを生成するシーンがあった。そこで机の上に並ぶポーションの素材として、涙を浮かべて怯えるカモネギの姿が描かれている。

しかしその姿は、原作の挿絵やコミカライズとは明らかに別物。背中にネギが括り付けられているところは一緒だが、本体はポケモンとは似ても似つかない、リアルな“マガモ”のような見た目になっている。

アニメでの改変に気づいた視聴者からは、《コミカライズと違い過ぎじゃない?》《カモネギの見た目変わってて草》《カモネギがポケモンっぽいやつからリアル系のデザインになっとる》と驚きの声が上がっていた。

ちなみに初代「ポケモン」には、ピカチュウやミュウツーなど、商標登録されたポケモンが存在する。そしてそのなかには、カモネギも含まれていた。

もしアニメ「このすば爆焔」でも同じデザインのままだったら、大変なことになっていたかもしれない…。

文=「まいじつエンタ」編集部

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