
『ゼルダの伝説 ティアキン』難易度高すぎ!?「実質エルデンリング」「褪せ人の血が騒ぐ」 (C)PIXTA
5月12日、ついにファン待望の新作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が任天堂から発売された。
さまざまな面で前作『ブレス オブ ザ ワイルド』からアップデートされている同作だが、一部では「難易度が高すぎる」との評判も上がっているようだ。
【関連】スクエニのAAAタイトルも爆死…ゲーム業界から“完全新作”が絶滅する未来 ほか
実質フロムゲーな「ティアキン」
同作は、2017年に発売された「ブレス オブ ザ ワイルド」の続編にあたるタイトル。前作同様、広大なマップを舞台としたオープンワールドゲームであり、基本的なゲーム性は変わっていない。
しかし新たなマップとして、「空島」が登場。さらに「スクラビルド」を始めとする新能力が追加されているほか、フィールド上に登場する魔物の種類も増えており、さらに奥が深いアクションゲームとなった。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』本日発売。#ゼルダの伝説 #TearsOfTheKingdom pic.twitter.com/r3lV4YzqyU
— ゼルダの伝説 (@ZeldaOfficialJP) May 11, 2023
ただ、やり込みがいのあるゲームになったことで、前作よりも難易度が高くなるという変化もあったようだ。
序盤から苦戦している人も多いようで、SNS上では《マジでフロムゲーみたいな難易度》《普通にむずい ゼルダの皮を被ったエルデンリングだろ》《エルデンリングより余裕で難しいと思う》《エルデンリング味があって褪せ人の血が騒ぐ》《明らかにエルデンリングの影響受けてるよね?》といった声が。
ハードコアな難易度で知られるオープンワールドゲーム、フロム・ソフトウェアの『エルデンリング』を思い出すプレイヤーが続出している。
その結果、「エルデンリング」のタイトルをもじった「ゼル伝リング」という造語も拡散されることに…。
本当に前作未プレイの人でも遊べる?
なぜ「ゼル伝リング」こと「ティアーズ オブ ザ キングダム」は、難易度が高くなったのか。その理由については、前作プレイ済みの人を想定した作りになったせいだとも言われている。
「ブレス オブ ザ ワイルド」はたんなるアクションゲームではなく、プレイヤーが頭を使った戦い方をするように求める側面があった。続編ではその性質がさらに進化しており、序盤から“ゴリ押し”が通用しないゲームになっている。
これまで任天堂の作品といえば、「ライトゲーマー向け」「子ども向け」といったレッテルを張られることが多かった。“実質エルデンリング”な新作の開発は、そうした風潮への意趣返しのような側面もあるのかもしれない。
ただ、任天堂公式はそこまで同作の難易度を高く見積もっていないのか、“前作未プレイで始めても問題ない”という認識らしい。
4月21日には新規ユーザー向けに前作のストーリーをまとめた動画を公開しており、その冒頭にて「もちろん、最新作は『ブレス オブ ザ ワイルド』をプレイしていなくても問題なくお楽しみいただけます」と明記していた。
本当に新規層でも気軽に楽しめるゲームなのか、それともゲームマニア御用達の高難易度作品になったのか。バランス調整の成否は、売上などの数字に反映されそうだ。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
Benzoix / PIXTA