
アニメ『推しの子』海外評価に異変! 第3話以降の急失速で“歴代1位”から転落 (C)PIXTA
現在放送されている2023年春アニメのなかで、トップクラスの人気を博している『【推しの子】』(TOKYO MXほか)。その熱気は海を超えた先にも伝わり、海外ファンも急増していた。
しかし“神回”とされた第1話以降、徐々に人気が失速しているという見方もあるようだ。
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歴代1位の栄光も過去のものに…
同作は、赤坂アカ×横槍メンゴのタッグによる人気漫画を原作としたアニメ。第1話放送時にはツイッター上では世界トレンド1位を獲得したほか、YOASOBIが担当した主題歌『アイドル』のMVは公開からわずか1カ月で1億回再生を突破している。
【 #YOASOBIアイドル MV1億回再生突破🌟】
公開から1ヶ月と少し、皆さまと一緒にトップスピードで駆け抜けての達成です。本当にありがとうございます!TVアニメ【 #推しの子 】、ここからさらに面白く、抜け出せなくなっていくので、引き続き楽しんでいきましょう💎https://t.co/pfqw9g4Co2 pic.twitter.com/BuaTFUFjbZ
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) May 17, 2023
国内のみならず海外のアニメファンたちにも大好評で、有名アニメサイト「MyAnimeList」(MAL)ではユーザーたちのレビュースコアにて、10点満点中9.38を記録。『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』を超える点数で、歴代TVアニメシリーズ中1位の順位にまで上り詰めた。
ところが、その後レビュースコアは右肩下がりの推移を見せることに。第6話が放送された5月17日の時点で、9.03にまで下がっている。
それによって『銀魂』や『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』、『HUNTER×HUNTER』(2011年版)などに追い抜かれ、歴代9位まで順位が落ちてしまった。
日本でも人気低迷?「3話切り」の声も
なお、海外には熱烈な「鋼の錬金術師」のファンが多いため、同サイトでは歴代1位の座が奪われそうになると低評価が追加されるとも言われている。
だが、そうした要因の有無にかかわらず、「【推しの子】」自体の勢いが失速気味になっていることも確かだろう。
日本の視聴者たちの間でも、《全然おもろくないな ずっと追ってたんだけど最近めっちゃ失速してない?》《1話でハートをワシ掴みにされたのに…w 今のところ、凄まじい失速加減》《2話以降のテンポの悪さが致命症》といった声が増えつつある。
中には、《久々に3話切りした作品になったな》と“3話切り”を報告するアニメファンも現れていた。
アイのセンセーショナルなエピソード以降、物語はアクアの人生にシフト。6話の時点では、視聴者が気になる復讐要素はまだまだ掘り下げられていない。
むしろ芸能モノとしてのストーリーが動き出したため、サスペンス性を求めていた視聴者が離れてしまったのかもしれない。
異例の90分拡大で放送された第1話はこれ以上ない大成功だったが、その熱気を今後も保つことはできるだろうか…。
文=野木
【画像】
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