
『ゼルダの伝説 ティアキン』が苦痛なゲーマーたち…配信者も続々脱落中 (C)PIXTA
ニンテンドースイッチ向けゲーム『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が、5月12日に発売。任天堂ファンからは“神ゲー”との呼び声が高いものの、さまざまな理由から途中で脱落してしまう人も少なくないという。
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前作よりも進化したやりこみ要素
「ティアーズ オブ ザ キングダム」は、剣と魔法のファンタジー「ゼルダの伝説」シリーズの最新作だ。2017年に発売された前作『ブレス オブ ザ ワイルド』のゲーム性を継承しつつ、さらにパワーアップさせた内容となっている。
すでに世界中で大きな話題を呼んでおり、発売から3日で世界累計1,000万本を突破するほどの売れ行きだという。
[任天堂HP]ニュースリリース「Nintendo Switch向けソフト『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の世界販売本数が発売後3日間で1,000万本を突破」を掲載しました。https://t.co/5yuO3OOOaG
— 任天堂株式会社(企業広報・IR) (@NintendoCoLtd) May 17, 2023
なお、前作からの進化として印象的なのは、やりこみ要素が一層充実したことだ。さまざまな素材を合体させるクラフト要素、空・地下へと広がったマップ、新たな謎解きが加わったダンジョンなどが、豊かなゲーム体験を生み出している。
前作からのファンには大好評で、SNS上では、《ティアキンやりすぎて時間が溶ける…》《ティアキンの時間泥棒やばすぎる》《正直言います 神ゲーでした》と嬉しい悲鳴が上がっているようだ。
自由すぎるシステムに賛否…
ところが、遊び方の自由度が高まったことによって、むしろ苦痛を感じてしまうプレイヤーもいるようだ。
SNS上では、《ティアキンやっぱり苦痛だわ 何でもアリになりすぎ》《ティアキン、めんどくさい要素がたくさん過ぎてダメだー 急激にやる気がなくなってしまった》《ティアキン発想力ないやつから脱落してくし自由を突き詰めすぎて不自由になってる》といった意見が。
また、中には《前作と違ってゲーマー向けになってるって感じがする》という指摘も見られる。たしかにライトなゲーマーにとっては、ある程度自由が制限されたシステムの方が遊びやすいため、自由度の高さは必ずしもメリットにならないのだろう。
失速の気配はゲーム配信の現場にも表れているようで、配信プラットフォーム「Twitch」では発売直後は約30万あった同作の配信視聴者数が、1週間ほどで10万を下回っている。
はたして任天堂のメインターゲットと思われる層は、「ティアーズ オブ ザ キングダム」の自由度に付いてこられるのだろうか。好調な売れ行きにストップがかからないことを祈りたい。
文=野木
【画像】
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