イム様は“ビビそっくり”の女性!?『ONE PIECE』1084話で世界の秘密に迫る展開

イム様は“ビビそっくり”の女性!?『ONE PIECE』1084話で世界の秘密に迫る展開

『ONE PIECE』105巻(尾田栄一郎/集英社)

イム様といえば、『ONE PIECE』のラスボスめいた立ち位置に君臨する存在。5月22日発売の『週刊少年ジャンプ』25号に掲載された第1084話『天竜人殺人未遂事件』では、その正体の核心に迫るようなシーンがあり、読者たちの考察を加速させている。

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※『ワンピース』最新話の内容に触れています

今回のエピソードでは、聖地マリージョアで行われた世界会議(レヴェリー)の騒動が回想されることに。アラバスタ王国のコブラ王は、ひそかに五老星と謁見すると、世界政府の成り立ちについて質問していく。

世界政府は800年前に作られた組織であり、創造主たる「20人の王達」の一族は、その後天竜人と呼ばれるようになった。ただ、その内の1人だったはずのアラバスタの王、ネフェルタリ家の女王リリィは天竜人にならず、国に戻ったという。

しかしコブラ王が言うには、アラバスタに残る書物には、帰国したはずのリリィの名前が一切登場しないとのこと。その秘密を問いただそうとする彼の前に、イム様が登場する──。

そこで読者を騒然とさせたのは、イム様がコブラ王の目の前で虚の玉座に腰掛けた上、意味深に「リリィ」の名を呟いたことだ。

以前からイム様の正体については、小柄な体型や「花」にまつわるモチーフの多用などから、女性説が囁かれていた。最新話の描写によって、そこからさらに発展した「イム様=リリィ説」も誕生している。

世界最高権力者とビビの関係は…

というのも、コブラ王はイム様と対面した際、大きな衝撃を受けたような表情を浮かべていた。その理由は、イム様が既視感のある見た目だったためだとも考えられる。つまり、ネフェルタリ家の末裔であるネフェルタリ・ビビと、リリィ=イム様が瓜二つだったのではないか…と考察できるのだ。

実際にネット上では、《イム様はビビちゃんにめちゃくちゃ似てるってこと!?》《ビビ、母親であるティティにそっくりとは言われてたけど、まさかリリィ=イム様とも似てるのか?》《ビビのシルエットがイム様にしか見えなくなってきた》といった声が飛び交っている。

かつて第908話「世界会議開幕」では、ビビの写真を大事そうに持つイム様の姿も描かれていたが、自身にそっくりな末裔である彼女に何らかの思い入れがあるのかもしれない。

その一方で、今回イム様が「リリィ」と呟いていたことから、2人を別人だと予想する読者もいるようだ。むしろリリィに恋焦がれていた人物であり、ジョイボーイが恋敵だったという説も上がっていた。

ただ、どちらの説をとるにしても、リリィとビビが瓜二つである可能性は濃厚。今後、ビビがふたたび物語のメインキャラクターとして浮上する日も近そうだ。

文=Tら
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』105巻(尾田栄一郎/集英社)

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