アニメ『チェンソーマン』2期発表はナシ…“1735の呪縛”が原因?

アニメ『チェンソーマン』2期発表はナシ…“1735の呪縛”が原因?

アニメ『チェンソーマン』2期発表はナシ…“1735の呪縛”が原因? (C)PIXTA

藤本タツキが手掛けた大人気漫画のアニメとして、世界で大きな注目を浴びた『チェンソーマン』。ファンたちがアニメ2期の発表を待ち望むなか、5月20日から21日にかけて関連イベントが開催されたが、公式からの発表は一切なかったようだ。

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イベントは関係者が出演するだけで終了

5月20日に東京ガーデンシアターで、アニメ「チェンソーマン」のスペシャルイベント『チェンソーフェス』が開催された。

声優の戸谷菊之介やファイルーズあいといったメインキャストによる生アフレコの企画や、TOOBOE、ano、PEOPLE 1、syudouといった豪華アーティストによるライブステージも開催。しかし昼・夜2部のいずれの公演でも、アニメ2期の発表はなかったのだ。

また、翌日には「チェンソーマン」の制作会社・MAPPAによるイベント「MAPPA STAGE 2023」も開催。アニメ『呪術廻戦』の2期にあたる「懐玉・玉折」のPV第2弾が初お披露目されたほか、片渕須直監督の最新作『つるばみ色のなぎ子たち』や、岡田麿里監督の最新作『アリスとテレスのまぼろし工場』などの情報も公開された。

同イベントには「チェンソーマン」ステージもあり、会場に“チェンソーマンコール”が響く一幕もあったものの、続編の情報は出ていない。

アニメ「チェンソーマン」は昨年12月に放送終了を迎え、すでに半年が経とうとしている。タイミング的にいずれかのイベントで発表されるのと予想されていたため、落胆するファンは多く、《チェンソー2期発表なかったのショックすぎる》《てっきりチェンソー2期の情報あるかと思ってたけどないのね》《うーん来年やねこれは》と嘆く声が上がっている。

配信のおかげで成功したアニメ

アニメ「チェンソーマン」は放送前、大ヒット間違いなしと目されていたが、結果としては賛否が分かれる作品に。

その原因として、監督・中山竜によるディレクションがやり玉にあがることも多く、一部の過激派ファンからは《中山竜さんが監督するくらいなら2期なくていいです…》といった声も上がっている。

また同作はBlu-ray・DVDの売り上げについても、好調とは言えないようだ。1月に発売された第1巻は初動売り上げが1,735枚とされており、「チェンソーマン」を揶揄するネットミーム「1735」が爆誕していた。

とはいえ、同作は必ずしも商業的に失敗したわけではない。5月17日に『東洋経済オンライン』に掲載されたMAPPA代表取締役社長・大塚学氏のインタビュー記事によると、同作の収支は成功だったという。明言はされていないものの、パッケージソフトの売れ行きが伸びなかった代わりに、配信で採算が取れたようだ。

だが、想定していたほどの売り上げではなかったようなので、今後テコ入れが入る可能性は大いにあるだろう。もしかすると第2期の発表が遅れているのは、何か方針転換があったためなのかもしれない。

そもそも現在連載中の原作「チェンソーマン」第2部も、第1部ほどには盛り上がっていない。ここからふたたび人気コンテンツへと復活することはできるのだろうか。

文=「まいじつエンタ」編集部

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