『FF9 リメイク』発売は2年後!? 不朽の名作が抱える不安要素

『FF9 リメイク』発売は2年後!? 不朽の名作が抱える不安要素

『FF9 リメイク』発売は2年後!? 不朽の名作が抱える不安要素 (C)PIXTA

『ファイナルファンタジーIX』(FF9)といえば、累計出荷本数550万本を記録しているスクウェア・エニックスの大ヒットRPG。いまだに不朽の名作として愛されているゲームだが、そんな同作にリメイク版制作のウワサが浮上している。

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『FF9』リメイクの発売は2年後!?

リメイク版の情報が最初に出回ったのは、2021年にNVIDIAのクラウドゲームサービス『GeForce NOW』を経由して、未発表タイトルのリストが流出した騒動。

当時のNVIDIAは、推測に基づいて作成したものだと弁明していたが、その後リストに含まれていた『ストリートファイター6』や『キングダム ハーツ4』が実際に発表されたことから、信ぴょう性が高まっている。

「ゲーマーたちの間では、流出したリストのなかで、とくに『FF9』リメイクへの注目が高まっています。というのも、海外ゲームフォーラム『ResetEra』で続報らしき情報が発信されたため。

情報を流したのは有名リーカーのIm A Hero Too氏で、彼によると『FF9』リメイクの発売までに、少なくともあと2年はかかるとのことでした。また、ニンテンドースイッチではリリースされないという情報も語っています」(ゲームライター)

もちろん現状では真偽不明だが、海外メディア『Giant Bomb』のジャーナリストであるJeff Grubb氏も、ポッドキャスト番組でこのリーク情報に肯定的に触れていた。ますます世界中から関心が高まっている印象だ。

PS独占の姿勢には不安も…

不朽の名作タイトルがリメイクされるとなれば、世界中で大きな話題を呼ぶことは間違いない。しかしその一方、“プレイステーション独占”になりそうな気配に、心配の声も上がっている。

「『ファイナルファンタジーVII』がPS専用ソフトとして発売されて以来、スクウェア・エニックスとソニーは密接な関係性を築いてきました。6月22日に発売を控える最新作『ファイナルファンタジーXVI』も、技術支援と引き換えにPS5との時限独占契約を結んでいます。

そのため『FF9』がニンテンドースイッチを排除する形になっても、不思議ではないでしょう。ただ、PS5独占にすることで購買層が限られるため、商業的に望ましいかどうかは別問題です。

実際、ニンテンドースイッチで発売された『オクトパストラベラー』が大ヒットしたことを考えると、ハードを限定することのデメリットはあまりに大きいように思えます」(同)

振り返れば『FF7』が国民的なゲームとなったのは、初代プレイステーションの爆発的な普及によるものだった。今のPS5独占とは、ワケが違う。

PSにこだわり続けることで、シリーズの寿命が短くなってしまうことが心配だ。

文=「まいじつエンタ」編集部

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