
『ホロライブ』がFPS界隈に参戦! 男性配信者との絡みを心配するファン (C)PIXTA
VTuberグループ『ホロライブ』の運営で知られるカバー株式会社が、「ゲーム」をテーマに据えた新ブランド『HLZNTL』(ホリゾンタル)の設立を発表。ファンは男性配信者との絡みが増えることを心配している。
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『ぶいすぽっ!』化しつつある『ホロライブ』
7月26日に公式noteで発表された内容によると、「ホリゾンタル」は特定の配信者が所属するグループではなく、ゲームカルチャーを中心とした企画を展開するプロジェクトだという。eスポーツへの応援も標榜されており、ファンたち自身がゲームをプレイするきっかけを作る狙いもあるようだ。
「ホリゾンタル」の本格始動に先駆けて、8月3日にFPSゲーム『VALORANT』のプロモーションイベント「hololive × VALORANT MEETUP」が開催される。白上フブキと獅白ぼたんがMCを務め、「ホロライブ」所属のVTuber10名がプレイヤーとして参加する予定だ。
✉運営レター更新✉
「カバー株式会社 公式note」にて、ホロライブプロダクションの運営レターが更新📖新たなブランド「HLZNTL(ホリゾンタル)」と8月3日に開催するオンラインイベント「hololive × VALORANT MEET UP powered by Holizontal」についてご紹介✨
🔽運営レターhttps://t.co/q5ZTDUOtop pic.twitter.com/uIWWkmyflp
— ホロライブプロダクション【公式】 (@hololivetv) July 26, 2023
「最近のVTuber界隈では、FPSゲームを得意とする『ぶいすぽっ!』が急成長中。全員女性のグループですが、男性ストリーマーと頻繁にコラボすることで、VTuber界隈に興味がなかったゲーマーたちを新規ファンとして取り込むことに成功しています。
そもそも配信界隈全体で、ストリーマー系の配信者が成長傾向にあるため、『ホロライブ』もそうした流れに乗ろうとしているのかもしれません。実際にFPSゲームに意欲を見せるメンバーが増えており、7月18日から開催されているストリーマーイベント『VCR GTA』(スト鯖GTA)にも、ラプラス・ダークネスや常闇トワなどが参加しています」(ITメディア編集者)
新ブランドに反発する一部のファンたち
ところが「ホリゾンタル」の挑戦に、一部のファンからは「ホロライブ」の方針にそぐわないという見方も。《ホロライブの客層と致命的に合ってない》《ホロライブにeスポーツを盛り上げて欲しい層なんかおらんやろ》《ファンの需要すら把握してないのか》といった手厳しい意見が見られる。
「『ホロライブ』は配信者をアイドルとして売り出しており、ファン層にはいわゆる“ガチ恋勢”も少なくありません。FPSゲームの配信者には男性が多いため、『ホリゾンタル』によって男性配信者との絡みが増えるのではないかと心配されているのでしょう。
また、そもそもFPSゲームはマルチプレイが前提なので、配信外で男性とつながるきっかけになることも懸念されています。実際に今年2月頃に、『あおぎり高校』所属のVTuber・音霊魂子が、裏で男性とFPSゲームを行っていたことがバレて炎上しました。奇しくもこの騒動で話題となったゲームも『VALORANT』です」(同)
おそらくは「ホロライブ」運営もファンの反発を想定していたようで、5月に“推し活”の正しい方針を示した「サポーターガイドライン」を発表していた。
いつも応援してくださる皆様へ
新しい時代の『推し活』へ――
「ホロライブプロダクションサポーターガイドライン」を公開いたします✨🔽詳細はこちらhttps://t.co/LSjnho3YZU#ホロライブ #hololive
— ホロライブプロダクション【公式】 (@hololivetv) May 17, 2023
「サポーターガイドラインに示されていたのは、『「応援して」ほしい』『「見守って」ほしい』『「尊重して」ほしい』という原則で、ファンに多様な価値観の尊重を求めるものでした。これにはFPS界隈に参戦する『ホロライブ』メンバーを守る意味合いもあったのではないでしょうか」(同)
アイドル売りに特化し、VTuber界隈で頂点を獲った「ホロライブ」だが、FPS界隈でも人気を勝ち取ることはできるだろうか。二兎を追って一兎も得ない結果に終わらないことを願う。
文=「まいじつエンタ」編集部
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