『こち亀』中川の恋愛フラグも!? こっそり青春していたラブコメ脳の警察官たち

『こち亀』中川の恋愛フラグも!? こっそり青春していたラブコメ脳の警察官たち

『こち亀』中川の恋愛フラグも!? こっそり青春していたラブコメ脳の警察官たち (C)PIXTA

人情噺やドタバタギャグの印象が強い『こちら葛飾区亀有公園前派出所』だが、実は一部のキャラクターたちはひそかに甘酸っぱいラブコメディを繰り広げていた。

代表的なのは両津勘吉と麻里愛(マリア)や擬宝珠纏の関係性だが、ほかにもさまざまな組み合わせのカップルが存在したという。

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中川を一途に愛し続けた関西の乙女

中川圭一は作中随一の伊達男でありながら、浮ついた話がほとんどなかったものの、彼に想いを寄せる女性キャラクターは存在した。それが通天閣署交通課の巡査・御堂春だ。

御堂は140巻収録の「通天閣署・御堂春登場!!の巻」にて、大阪にいた両津と中川に出会った。小柄ながら気が強い性格で、両津とは出会って早々喧嘩になったものの、実はイケメンとお金持ちに目がなかった。そのため初対面で中川にぞっこんとなり、自宅が書かれている名刺を渡し、両津から「ナンパするな」と窘められてしまう。

その後もメロメロな態度は変わらず、144巻では自宅の串カツ屋でのデートにこぎつけることに。並んで料理する姿が恋人同士のようだと言われると舞い上がり、「愛のオニオンリング串カツ」を捧げていた。

自宅デートでは御堂が2人きりで身の上を打ち明けていたが、また別のエピソードでは中川が実家秘伝のタレの作り方を教わる場面も。巻を追うごとに、さりげなく関係が深まっていったことが分かるだろう。