
幻のエアリス生存ルートも! 初代『FF7』に存在した“奇想天外なバグ”の数々 (C)PIXTA
『ファイナルファンタジーVII』(FF7)といえば、初代プレイステーションを代表する名作ソフトであり、いまだにその評価はレジェンドクラスと言っていいだろう。しかし同作は決して完璧なゲームではなかった。奇想天外なバグがてんこ盛りだったことで知られているのだ。
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エアリス派にとって唯一の救済
今さらネタバレ云々とはならないだろうが、「FF7」はメインキャラクターのエアリスが中盤で命を落とす展開がある。
同作はラブコメ的にいえば、主人公のクラウドに対して、幼馴染みのティファ、世界の命運を握るエアリス…という三角関係で成り立っている作品だ。
そこでダブルヒロインの片翼が途中であっさりと命を落とす展開に、多くのプレイヤーが衝撃を受け、コントローラーを涙で濡らした。
だが、エアリス派のプレイヤーには救済策が用意されている。とあるバグを利用した裏技によって、エアリスと最後まで旅を共にできるのだ。
やり方としては、ゲームディスクをスクウェア・エニックスの『サガ フロンティア』に入れ替える、通称“サガフロワープ”を活用するもの。エアリスがパーティーから離脱するフラグを強引に回避することで、最終決戦まで仲間であり続けることができる。
ストーリー上の死亡は避けられないものの、本来は存在しないはずの“没セリフ”を聞ける場面もあり、エアリスファンにはたまらないバグだった。
当時、これを実行するためだけに「サガ フロンティア」を入手する人がいたほどだ。