アニメ『呪術廻戦』で九十九由基“戦犯説”再燃! 夏油傑の闇堕ちは彼女が原因?

アニメ『呪術廻戦』で九十九由基“戦犯説”再燃! 夏油傑の闇堕ちは彼女が原因?

『呪術廻戦』23巻(芥見下々/集英社)

五条悟と夏油傑の青い思い出を描いてきた、アニメ『呪術廻戦』(TBS系)第2期の懐玉・玉折編。8月3日に放送された第5話『玉折』では、夏油の人生にとっての大きなターニングポイントが訪れたが、その描写をめぐって“九十九戦犯説”が再浮上している。

【関連】『水星の魔女』同性婚エンドのもみ消しで大荒れ! 海外ではクィアベイティングが問題に ほか

※アニメ『呪術廻戦』最新話に触れています

五条たちは星漿体に選ばれた少女・天内理子の護衛任務に挑んできたが、それは最悪の形で決着することに。第5話では後日譚として、呪術師としての在り方に苦悩する夏油の姿が描かれた。

そんな夏油の前に、特級術師の1人である九十九由基が現れる。

2人は会話のなかで、「呪霊の生まれない世界」について議論を交わす。呪霊は術師からは生まれず、一般人である非術師から生まれる仕組みだと説く。

そのため九十九は呪霊を絶滅させるため、全人類が術師になる道を模索していたのだが、人類の醜さに絶望した夏油は逆に“非術師の皆殺し”を口走ってしまう。だが、九十九はそれを「アリ」と肯定するのだった。

その後、とある事件をきっかけとして夏油は呪詛師としての道を歩んでいくのだが、気になるのは九十九が夏油の思想を否定しなかったことだ。

見方によっては、九十九の一言によって、非術師を一掃するという発想に確信を抱いたとも解釈できる。

特級術師のわりに活躍が少ない?

原作ファンのあいだでも、九十九を元凶と見なす人が多いようだ。SNSなどでは、《夏油の背中を押したって意味では、どう考えても戦犯》《最大の戦犯、九十九由基しかいないだろ…》といった意見が目立つ。

さらに九十九に関しては、過去編だけでなく本編での活躍にも疑問の声が上がっている。特級術師でありながら、世界を救うような活躍の場面がほとんどないからだ。

呪術界の最高戦力でありながら、九十九は任務をほとんど受けず、海外で過ごしていることが多い。そのためこれまで本編で描かれてきた戦いには、ほとんど参加していなかった。

単行本の最新刊では、ようやく術式などを開示して全力で戦う展開が描かれたものの、その内容に《期待を裏切られた》という読者も少なくない。同じ特級術師の五条悟や乙骨憂太の活躍と比べると、やはり物足りない印象だ。

死亡退場エンドとも囁かれているが、この先、彼女の名誉が回復されるチャンスはあるのだろうか。

文=野木
写真=まいじつエンタ
■『呪術廻戦』23巻(芥見下々/集英社)

【あわせて読みたい】