
コラ画像にしか見えない!? 目を疑う「迷ゼリフ」で読者を困惑させた漫画3選 (C)PIXTA
昨今は漫画を素材としたコラージュ画像が無数に出回っている。シュールなセリフ回しが原因で、「コラじゃないのにコラに見える」という風評被害めいたケースも多い。
今回はいくつかの名作漫画から、コラージュ画像にしか見えない“迷ゼリフ”を紹介していこう。
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<その1>「やはり…うちはマダラか…!?」
まずは『週刊少年ジャンプ』連載の大ヒット漫画『NARUTO -ナルト-』。独特なセリフ回しで知られているが、ストーリー自体はきわめてシリアスなので、ギャップで読者を困惑させることが多かった。
なかでも有名なのが第460話、上忍・はたけカカシが、うちはマダラと対峙した場面だ。トビと名乗る男をヤマトとカカシが捕縛し、カカシはトビに面と向かって「うちはマダラ」とその正体を言い当てた。
続くコマでは、マダラが隠すことなく正体を認めたのだが、それを受けてカカシは「やはり…うちはマダラか…!?」と言いながら驚きの表情を浮かべる。まるで直前に自分が言ったことを忘れたかのようにも見える、不思議な場面だ。
おそらく、最初にカカシがマダラと呼んだ時は、確証がなく、カマをかけたつもりだったのだろう。その誘導が成功し、正体を知ったカカシが驚いた…という流れだと思われる。
とはいえ、この時のカカシは「雷切」を発動中で、正面から強い光を浴びている状態。顔周りの陰影が他のキャラクターより濃くなっていることもあり、なおさらシュールな印象が強まっていた。