にじさんじの企画屋にストリーマー界の重鎮も…“活動休止宣言”が相次ぐ背景

にじさんじの企画屋にストリーマー界の重鎮も…“活動休止宣言”が相次ぐ背景

にじさんじの企画屋にストリーマー界の重鎮も…“活動休止宣言”が相次ぐ背景 (C)PIXTA

8月17日、『にじさんじ』に所属する人気VTuberの舞元啓介が、無期限活動休止に入ることを発表した。ほかにもストリーマー界隈の人気者たちが次々と活動休止を宣言しているが、いま配信者たちの世界に何が起きているのだろうか。

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“にじさんじ有数の企画屋”に訪れた限界

舞元は自身のYouTubeチャンネルにて、「今後の活動に関する大切なお知らせ」と銘打った配信を実施。彼は2、3年ほど前から配信中に体調を崩すことがあったらしく、医師からの進言もあり、活動休止を決断したのだという。

今後は8月いっぱいまで請け負っている仕事を全うし、9月1日から活動休止に入るとのこと。また、復帰時期は病状やモチベーション次第としており、場合によっては卒業の可能性があることも匂わせていた。

「舞元さんは2018年にデビューした古株のVTuberで、さまざまな企画を成功させてきたことから“にじさんじ有数の企画屋”として知られる存在です。なかでも、2020年から主催を務める『にじさんじ甲子園』は夏の風物詩になっていました。

この『にじさんじ甲子園』は今や、多数のスポンサーが付く大規模企画へと成長を遂げています。また運営会社が上場企業となったこともあり、『にじさんじ』ライバーに求められる社会的な責任が強まっているのも確か。どこまで活動休止と関係があるかは分かりませんが、舞元さんが抱えるプレッシャーは並大抵ではなかったはずです」(ITメディア関係者)

ストリーマー界隈でも相次ぐ活動休止

VTuberだけでなく、ストリーマー界隈でも今月に入って大物たちの活動休止宣言が相次いでいる。とくに話題を呼んだのが、誰もが認めるトップストリーマーの一角、“StylishNoob”こと関優太の言動だ。

関は8月14日、自身のX(旧ツイッター)上で《配信は期限決めてないけどなんなら一年ぐらいでもやめてまたひっそりやればいいかなと思ってる》と説明。続くポストでも、《最近の俺を一言で表すと金のために仕事として惰性で配信するデブって感じになってた》と綴っていた。ただし休止中も不定期で配信を行うとのことで、あくまで配信活動から距離をとることが目的のようだ。

そして、CrazyRaccoon所属の人気ストリーマー・じゃすぱーも8月15日に《色々あって余裕が出来るまで配信できそうにないです》とXで報告。《今決まってるイベントとかは出ますので心配しないでください!》としつつも、活動再開時期については明言していない。

「ゲームしてるだけで金を稼げると言われる配信者ですが、最近はほとんど有名人のような扱いとなっており、精神面への負担が大きくなっていることは間違いありません。

また、コロナ禍の巣ごもり需要によって配信界隈に活気が出て、企業からの案件が激増したことも関係しているかもしれませんね。今月活動休止を発表したのは、いずれも真面目な気質で知られる配信者たちです」(同)

配信者とは、視聴者が想像するよりも過酷な職業なのかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部

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