
シリーズ最新作『CoD:MW3』に不安要素! 開発会社の“しくじり”に怯えるゲーマーたち (C)PIXTA
8月8日、人気FPSシリーズの最新作『Call of Duty:Modern Warfare III』(CoD:MW3)のティザー映像が公開された。しかし、とあるスタジオが関わっていることが発覚し、歴代シリーズを良く知るファンたちは不安を抱いている。
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数々の黒歴史を生み出したスレッジハンマー
「CoD:MW3」は、前作『Call of Duty:Modern Warfare 2』の続編となるキャンペーンや、広大なフィールドでプレイできるゾンビモードなど、徐々に詳細な内容が明らかとなってきた。
しかし、ゲームのティザームービーが、アメリカのゲーム開発会社『Sledgehammer Games』の公式アカウントで公開されたことで、雲行きが怪しくなってきたという。
MODERN WARFARE IIIpic.twitter.com/PcrDI2Nzy4
— Sledgehammer Games (@SHGames) August 7, 2023
「開発には7つのスタジオが関わっているのですが、『Sledgehammer Games』主導という見方が一般的のようです。ただ、このスタジオが携わってきた歴代シリーズは、どれも評判が悪い。『CoD:MW3』のクオリティを懸念する声が広がっています」(ゲームライター)
かつてはFPSといえば『CoD』と言われるほど、この手のジャンルの中心的なゲームだった。しかし現在ではすっかり他のFPSに取って代わられ、「CoD」シリーズは2番手、もしくは3番手のゲームとなってしまった印象だ。
「『CoD』の失墜のきっかけを作ってしまったのが、まさに『Sledgehammer Games』だとも言われていますね。いわゆる“pay to win”の要素が問題になった『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』に始まり、『コール オブ デューティ ワールドウォーII』や『コール オブ デューティ ヴァンガード』など、シリーズのファンからも黒歴史と言われてしまう作品を次々と世に送り出してきました」(同)
「CoD」シリーズ復権の可能性は?
SNSなどの声を見てみると、国内でも「スレッジハンマーのCoDはなぁ…」といった声が多数。「Sledgehammer Games」が関わっているという情報だけで、まだプレイしていないにもかかわらず、期待値が落ちている状況だ。それほど“スレッジハンマー製のCoD”は、ファンたちのトラウマとなっているのだろう。
その上、現在FPS、またはTPSと呼ばれるゲームジャンルには、「CoD:MW3」にとって強大なライバルとなり得るゲームがいくつか存在する。そんな中で「CoD」シリーズは、最新作で復権を果たすことができるのだろうか。
「『PUBG』に始まるバトロワブームの時点で、『CoD』シリーズはだいぶ押されていました。そして現在はカジュアルに楽しむなら『Apex Legends』、競技性の高いゲームなら『VALORANT』といった勢力図。ゲーム性がこの2つの中間に位置する『CoD』シリーズは、どっちつかずとなってしまい、プレイヤーが定着しない傾向にあります」(同)
「CoD:MW3」は、「Apex」や「VALORANT」に夢中なFPSプレイヤーたちを振り向かせることができるのだろうか。そろそろ新しいFPSが流行っても良い頃合いなので、「CoD」シリーズにはぜひ頑張ってもらいたい。
文=「まいじつエンタ」編集部
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