
入園制限で“待機児童”大量発生!?『プリパラ』新作アプリで異様な光景…リリース直後から入場待ちの大行列 (C)PIXTA
8月17日、『プリパラ』シリーズの新作スマートフォン向けアプリ『アイドルランドプリパラ』(アドパラ)がリリースされた。ファン待望の“開園”となった同作だが、サービス開始直後からユーザーがまともにプレイできない状況が続いているという。
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無限メンテナンスからの「入場制限」で大混乱
「アドパラ」は、2014年に稼働したアーケードゲーム「プリパラ」シリーズの新作。リリースに先駆けて同名のWebアニメも配信されており、こちらは2014年から2018年にかけて放送されていたテレビアニメシリーズの続編となっている。
元々は2021年春にリリースとなっていたが、同年2月にコンテンツの品質向上という名目で延期に。その後も似たような理由で5度の延期を繰り返し、アプリの開発発表から約3年越しに、ようやくサービスが提供されることとなった。
アイドルライフ体感アプリ『アイドルランドプリパラ』は本日開園です。
サーバー負荷分散をするために14:30よりアーリーオープンさせていただいておりました。ご了承ください。
●Android https://t.co/UbHsF6TSPt
#pripara #アドパラ pic.twitter.com/BT3R5ZIUfk
— アイドルランドプリパラ【公式】 (@idolland_arts) August 17, 2023
しかしファンが待ちに待った開園日から、アクセス集中によるエラーが発生。さらにユーザー参加型のサーバー負荷テストなどを経て、約1週間後に“入園”が可能になった。
そこでようやくまともにゲームをプレイできるようになったかと思いきや、さらなる落とし穴が。プレイヤーが一定数を超えるとログインできなくなるという、“入場制限”が新たな壁として立ちはだかったのだ。
「ログイン中のプレイヤー数が増えるとサーバーの負担が増えるため、入場制限によって負荷を軽減しようとする意図があったんでしょうね。しかし新作ソシャゲにおいて、限られたプレイヤーしかログインできない入場制限を強いるのは、かなり稀です。
しかも8月23日のメンテナンス終了から、約2日が経った25日の時点でも、いまだにこの問題は解消していません」(ソシャゲライター)
入場を譲り合う“大きなお友達”たち
現状、いつまで経っても入場できず、ストレスを募らせるプレイヤーが相次いでいる状況。SNSの一部では、いつまでも入園できないプレイヤーを指して、《待機児童》と揶揄されているのだとか…。
さらにプレイヤーたちのあいだでは、入場ゲートの狭い門を譲り合ったり、譲るように要求したりする異様な光景が広がっているようだ。SNS上では、《ずっとやってる人1回やめてもろて良いですか? 入場制限かかってるんだからある程度やったら一旦やめてほしい…》《すぐ後ろのお友達に譲るから、今遊んでる人も後ろのお友達にゆずってほしい》《アドパラ入場制限かかってるみたいだしガチ勢の人たちに譲っとこ…》といった声が飛び交っている。
「入場制限が続いている大本の原因は、想定していたユーザー数と実際のユーザー数の差が大きく、強いサーバーを用意していなかったことにあります。事前にβテストを繰り返しておけば、こうした混乱は生まれていなかったかもしれませんね。
サーバー補強を積極的に行えば解決しそうですが、運営がその選択を取るかは微妙なところ。そもそも『プリパラ』シリーズはファン層が固定化されている上に、元々のターゲット層だった子どもの目に止まる機会も減っています。新規層が大量に増える見込みは薄いため、サーバー増強は運営にとって大きなリスクになるでしょう」(同)
「アドパラ」公式は積極的にメンテナンスに取り組む姿勢で、8月25日にもプロミスライブの動作処理アップデートが行われていた。しかし入場制限については状況が変わらないため、公式アカウントに対して《それより入場制限どうにかならないんですか?》といったリプライが殺到している。
入場ゲートの前にできた長蛇の列は、いつ解消されるのだろうか…。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
Melpomene / PIXTA