新連載が『ジャンプ』のカラーページを独占!? ついに『ONE PIECE』と『呪術廻戦』の時代を終わらせる世代交代の波が到来

新連載が『ジャンプ』のカラーページを独占!? ついに『ONE PIECE』と『呪術廻戦』の時代を終わらせる世代交代の波が到来

新連載が『ジャンプ』のカラーページを独占!? ついに『ONE PIECE』と『呪術廻戦』の時代を終わらせる世代交代の波が到来 (C)PIXTA

新たな看板作品が一向に発掘されておらず、世代交代を危ぶまれていた『週刊少年ジャンプ』だが、ついに新時代の波がやってきたかもしれない。8月28日に発売された最新39号では、新連載がカラーページを独占する光景が広がっており、読者たちを騒然とさせている。

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連載期間1年以内の作品が大躍進

今号の「ジャンプ」で表紙&巻頭カラーを飾ったのは、藤巻忠俊のアサシンコメディ『キルアオ』。同作は2023年20号から連載が始まった作品であり、はやくも18話目にして雑誌の“顔”へと上り詰めた形だ。

「キルアオ」はこれまでにセンターカラーを3度経験しており、読者人気を反映するという誌面での掲載順も高い位置で安定している。次世代の看板候補として、頭1つ飛び出しつつある印象だ。

さらに今号のセンターカラー枠は、2023年24号から始まった川江康太の新連載『鵺の陰陽師』と、2022年51号から連載されている原作:西尾維新、作画:岩崎優次の『暗号学園のいろは』が獲得した。つまり「キルアオ」も含めて、今号の「ジャンプ」でカラーページを獲得したのは、いずれも連載期間1年以内の作品ということになる。

長らく『ONE PIECE』、『呪術廻戦』、『僕のヒーローアカデミア』の3本柱に頼りきっていた「ジャンプ」で、新たな柱が誕生しそうな雰囲気に、SNS上では《巻頭カラーがキルアオで、センターが鵺の陰陽師と暗号学園。ジャンプの新時代が来てますね…!》《キルアオ、鵺の陰陽師、暗号学園のカラーで世代交代を感じる》《ジャンプの未来は安泰じゃあ…》と期待の声が高まっているようだ。

新時代の訪れを予感させる連載群

最近好調な連載陣のなかでも、とくに勢いが付いているのが「鵺の陰陽師」だろう。連載が始まった当初から一部で評価されていたが、現在描かれている藤乃代葉決闘編をきっかけとしてさらに人気が爆発し、2023年35号にもセンターカラーを獲得したばかりだ。

また、「暗号学園のいろは」も初期こそ掲載順が低迷していたが、不死鳥のように復活を遂げ、ここ数カ月で3度のセンターカラーを獲得するほどの人気作へと成長している。

「実は現在の『ジャンプ』では、着実に世代交代が始まっています。それを証明するのが、平均掲載順のトップ3に『SAKAMOTO DAYS』と『アオのハコ』といった作品が食い込んでいる事実でしょう。

『あかね噺』なども含めて、まだアニメ化されていない連載が着実に人気を伸ばしているため、今後さらなるブレイクを期待できます。

『呪術廻戦』や『僕のヒーローアカデミア』はいつ連載が終わってもおかしくない展開が続いていますが、何とか世代交代に間に合うかもしれませんね」(ジャンプ評論家)

『アンデッドアンラック』や『夜桜さんちの大作戦』のアニメ化も控えている現在の「ジャンプ」。冬の時代はすでに終わろうとしているのかもしれない…。

文=「まいじつエンタ」編集部

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