第2の『おそ松さん』に女性オタクがひそかに熱狂中! 女性向け作品に求められる要素が詰まった次世代コンテンツ『カリスマ』

第2の『おそ松さん』に女性オタクがひそかに熱狂中! 女性向け作品に求められる要素が詰まった次世代コンテンツ『カリスマ』

第2の『おそ松さん』に女性オタクがひそかに熱狂中! 女性向け作品に求められる要素が詰まった次世代コンテンツ『カリスマ』 (C)PIXTA

2015年のTVアニメ放送により、一躍社会現象となったものの、その後すっかりブームが過ぎ去ってしまった『おそ松さん』。

同作に続き、“次に来る女性向けコンテンツ”として注目されている作品がある。それが『超人的シェアハウスストーリー「カリスマ」』だ。

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女性オタクのツボを押さえたコンテンツ

同作は、YouTube上のラジオドラマと音楽活動をメインに展開されているコンテンツ。正邪のカリスマ、秩序のカリスマ、服従のカリスマなど、個性豊かな7人のカリスマたちが集まったシェアハウス「カリスマハウス」での掛け合いが見どころとなる。

コンテンツが始動したのは2021年の秋で、9月3日には2周年を記念したイベント『祝2周年・カリスマサミット』が東京の片柳アリーナで開催。小野友樹を始めとした人気声優たちが登場し、ファンを熱狂させた。

「そんな『カリスマ』の脚本を担当しているのは、アニメ『おそ松さん』のシリーズ構成・脚本を手掛けた松原秀氏です。同作の特徴だった“なんでもあり”の不条理かつシュールなストーリーやコント的な掛け合いは、相変わらず健在と言っていいでしょう。

キャラクターの描き方についても、バックボーンやお互いの関係性などが細かく作り込まれており、『おそ松さん』的なポテンシャルの高さを感じますね。なんでもありのストーリーと、想像の余地があるキャラクターの関係性という組み合わせは、ファンの二次創作を活発化させるという点で、強い武器になっています」(女性向けメディア編集者)

音楽を担当するのは『ヒプマイ』の制作チーム

とはいえ「カリスマ」はストーリーやキャラクターだけでなく、精力的な音楽活動も大きな魅力だ。実際に同作の知名度を上げたのは、ほかでもない音楽活動の成果だった。

昨年、『めちゃめちゃカリスマ』という楽曲のPVがシュールかつカオスだとして、X(旧・ツイッター)で注目を集めることに。さらには“ファンが試されるコンテンツ”とも称されたことで、大きな話題を呼んだ。

同楽曲を収録したアルバム『カリスマ ワールド』が昨年9月にリリースされているほか、今年に入ってからも5つの楽曲が配信されている。とくにソロ曲は、ラップを取り入れた曲や民族音楽的な曲など、エッジの効いた音楽性が特徴となっている。

「なお、『カリスマ』の音楽製作を手掛けるのは、キングレコードの内部レーベルであるEVIL LINE RECORDS。同レーベルは、多数の女性ファンを熱狂させている音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』の原作・プロデュースでも知られています。

最近の女性オタク界隈では、音楽とセットになったキャラクターコンテンツが覇権を握ることが多く、“ヒプマイ”のほかにも『あんさんぶるスターズ!!』や『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』などが大ヒットしています。

『カリスマ』はそうした需要を狙い撃ちしたコンテンツと言えるでしょう」(同)

「カリスマ」は次世代の「おそ松さん」としてブレイクするのかどうか、今後の動向を見守りたい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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