
またも元『にじさんじEN』の転生が発覚? ミスタ・リアスに続き狐坂ニナも『VShojo』へ… (C)PIXTA
ANYCOLOR株式会社が運営する『にじさんじ』および英語圏向けグループ『NIJISANJI EN』において、また新たな“転生者”のウワサが流れている。彼らはなぜ成功が約束されているように見える上場企業運営のVTuberグループから離脱し、別のグループで活動を再開するのだろうか。
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VTuberファンの注目を浴びるVShojo
現在転生のウワサが浮上しているのは、7月8日に「NIJISANJI EN」を惜しまれながら卒業していったNina Kosaka(狐坂ニナ)というVTuber。アメリカのVTuber事務所『VShojo』の新人としてデビューしたMataraKanが、彼女と“そっくり”だとして話題を呼んでいる。
声や口調が似ているだけでなく、得意だったロシア語を使った名前であること、好物の赤ワインがPVなどのモチーフに使われていることなど、“匂わせ”と見られる要素も多いという。
A Message From Matara (@MataraKan)#VShojo #MataraKan pic.twitter.com/LTnU8LIGYw
— VShojo (@VShojo) October 16, 2023
「狐坂は『NIJISANJI EN』の卒業を発表した際、その決断の理由について、自身のパフォーマンスが理想を下回っていることを挙げていました。そして現在のプレッシャーから解放され、自らの才能や技術を成長させていきたいとも語っていましたね。
それだけ聞くと“配信業から離れたい”という決意表明にも見えますが、実際には『NIJISANJI EN』の看板から受けるプレッシャーに耐えかねていただけなのかもしれません。また、ファンのなかには単純に運営との折り合いが合わなかったのではないか…と邪推する人もいるようです」(サブカル誌ライター)
相次ぐ人気VTuberの引退に募る不安
『NIJISANJI EN』では、このところVTuberの引退が続いている。昨年末にはYugo Asuma(遊間ユーゴ)が卒業、3月にはZaion LanZa (ランザー罪恩)が契約解除に、そしてYouTube登録者数110万人を誇った大人気VTuber・Mysta Rias(ミスタ・リアス)も8月に卒業を迎えた。
「ミスタに関しては、卒業から早々に転生のウワサが浮上したことも話題を呼びました。『VShojo』からデビューしたKUROという新人VTuberが、さまざまな点でミスタと一致していたからです。ちなみにこのKUROは、話題のMataraKanと早速コラボしているので、過“前世”を隠す気はそもそもあまりないのでしょう。
元々『NIJISANJI ID』に関しては、マネジメント体制に不満を持つファンも少なくありません。契約解除されたランザーが、運営を批判する文章を投稿したことで不信感が広まってしまいました。このまま転生したライバーの別グループへの転生が続けば、運営に対する不信感がさらに強まっていく恐れもあります」(同)
とはいえ、『にじさんじ』国内組も一時期は卒業者が多く出ていたが、2023年に入ってからは安定したペースに落ち着いている。ANYCOLORの上場に伴い、少なくとも国内ではマネジメント体制が整ってきているのかもしれない。残る問題は「NIJISANJI ID」の体制強化だ。
国内のVTuber需要が飽和している以上、今後のVTuberビジネスは、海外が主なマーケットとなっていくはず。『NIJISANJI ID』はANYCOLORにとって重要な収益の柱になりそうだが、盤石な体制を築き上げることができるだろうか。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
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