「夫が怖い…」とある女性の相談に反響続出! モラハラへの正しい対応は?

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夫婦間で起きたトラブルは、他人の目が届かないため、解決が難しいもの。最近では身体的な暴力をふるうDVだけでなく、精神的に相手を傷つけるモラルハラスメント(モラハラ)も社会問題となっている。そんな中、とある掲示板ではモラハラ被害者による「夫が怖い」という投稿が大きな話題を呼んでいるようだ。

投稿者によると、彼女の夫は一度怒り始めると理詰めにしてくる性格。話し合いの場を設けても自分の意見を曲げず、もし謝ったとしても決して聞き入れてもらえないそう。それどころか逆に夫のせいで投稿者が怒った時にも、なぜか彼女が悪いことにされる始末…。

夫は投稿者にとって、日常生活に支障が出るほどのストレスをもたらしている様子。彼女は「相手を怒らせた日には恐怖で一日中憂鬱な気分になってしまう」と告白し、自分と同じように「夫が怖い」女性にアドバイスを求めていた。

この投稿に対して、一方では《自分がどんな気持ちになったのかその都度伝えて、しっかり話し合ったほうがいい》《怒るのはやめてと伝えた上で、怒らなくても話し合いはできるってことを学んでもらおう》と〝夫との対話〟を提案する意見が。

しかし、対話自体に否定的な人も多いようで、《モラハラ男は相手するだけで調子に乗るから、話し合っちゃダメ》《妻を支配してると思い込んでるし、たぶん何を言っても逆鱗に触れるよ》《自分が絶対に正しいと思ってる人間とは話し合いできないでしょ。コミュニケーションを諦めて距離を置くしかない》といった声が上がっている。

モラハラ被害はどこへ相談すればいいの?

モラハラへの対処法としては、「自分が悪くない時に謝らない」や「相手の言動をモラハラだと指摘する」といったものがよく挙げられる。とはいえ自分を脅かす相手と正面から向き合うのは、なかなか難しいもの。第三者に頼るのも有効な手段だ。

各都道府県の市役所などでは、モラハラの被害を相談できる「配偶者暴力相談支援センター」を設置中。4月1日時点で、全国で合計292の施設が存在している。

また、『内閣府男女共同参画局』は新型コロナウイルスの流行によってDV被害が増加することを懸念し、4月から「DV相談+」という窓口を設置。自宅にいながら電話やメール、チャットなどで第三者の助けを求められるようになった。

結婚生活はあくまでゴールではなく、スタート地点。幸せな人生を送るためにも、家庭のトラブルは正しく対処していこう。

文=佐藤由紀

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