子どもに「かわいい」と言いすぎるのはアウト? 悩むママに賛否の声

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世間のお母さんは、誰もが育児に心血を注いでいるもの。夜泣きに悩まされる乳児期はもちろん、学校に通うようになっても苦労はつきない。それでもがんばれるのは、我が子がかわいいからに他ならないだろう。しかし、子どもを手放しで「かわいい!」とほめちぎるのは、はたして良いことなのだろうか?

とある掲示板で話題を呼んでいるのは、「毎日かわいいかわいいと言っているせいか、6歳の子どもが自分で『かわいいでしょ?』と言うようになった」という趣旨の投稿。子どもは親目線だと世界一かわいいものの、客観的に見ると容姿は平均程度だそう。投稿者の女性は「いつか子どもは自分が平均程度だと気づくのだろうか?」「このまま放っておいていいのだろうか?」と不安を抱えているようだ。

母親ならではの悩みに対して、ネット上では《私も『かわいい!』って言いまくってる。悪いことじゃないと思う!》《平均の容姿だったら、親くらいかわいいって言ってあげたっていいじゃん》《子どもの自己肯定感を育ててあげられるはず》《学校へ入ると自分で気づけるから大丈夫》といった声が。

その一方、子どもにかわいいと言うことを否定する意見としては、《自分が一番かわいい子って扱いじゃないと他の子に嫉妬したり、キツくあたったりする子になるかも…》《『親が自分を世界一かわいいって言う』って同級生がいたけど、他クラスまで知れ渡って失笑されてたよ》《成長して自己肯定感が高すぎるブスになったら痛々しい》などのような声が上がっている。

子どもはどんな風にほめるのが正解?

もちろん子どもをほめてあげるのは大切なことだが、親は子どもを「かわいい」とほめる時に容姿だけに注目しているわけではない。仕草や表情、生き生きと動き回る様子に愛情を抱くパターンも多いだろう。そのため掲示板では「かわいい」ではなく、「大好き」と言い換えるべきだという意見も上がっていた。

また無条件にほめるのではなく、条件を設けて肯定するという人も多い様子。女性の声を見てみると、「何かができた時に『○○ができてすごいね!』って言うようにしてる」「良いところを見つけたらすぐに声をかける」「がんばっていることを認めて持ち上げる」「ママのところに来てくれてありがとうって感謝の気持ちを伝える」など、さまざまなほめ方のバリエーションが存在するようだ。

子どもの個性は十人十色。どんな言葉をかけるべきなのか、しっかり相手と向き合って考えてあげることが重要なのかもしれない。

文=川崎かほ

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