もはや詐欺の手口? リボ払いのネーミングをめぐる“大喜利”が話題に

(C)PIXTA

クレジットカードの支払いには、1回払いや分割払い以外にも、リボルビング払い(リボ払い)という方法が存在する。リボ払いは「リスクが大きすぎる」と警戒されがちだが、最近ではさまざまな企業が警戒心を取り払うべく苦心しているようだ。

今年9月、とあるツイッターユーザーが、リボ払いの現状についてツイート。《さすがに悪名が普及し切ってしまったので、各社が工夫してネーミングを変えてリボ払いさせようと頑張っている。リボのネーミングだけで大会がひらける状態》と揶揄し、ネット上で大きな話題を呼んでいた。

このツイートに共感する人からは、《定額払いって言い方に変えたりしてるよね。どれだけ買って月々の支払いは定額だからおトク!って、それリボやん》《この前カードを申し込んだ時、あんしん定額払いとか謳っててちょっと寒気がした。どこが安心なんだか》《最早一括払い以外の支払い手段は地雷と見た方がいい時代が来るかもな》《日本で現金が信用されてるの、クレカがこういう姑息なことしてくるのが一因にあるのでは》といった声が続出。

さらにツイッターユーザーの間では、《リボ払い=サブスク買い物し放題。このネーミングセンスはどこかの企業が仕掛けてきそうだな》《もう「マシンガン払い」とかでいいじゃん。流れるように弾倉の中身(貯金)が減っていき、目標(自分の将来)が粉々になっていく。素晴らしいでしょ?》《借金雪だるまってどう?》《ボ(ッタク)リ払いっていっそ開き直ったら?》など、今後現実化しそうなネーミングを予想する流れになっていた。

リボ払いはどんな名前に変化した?

具体的にリボ払いをめぐるネーミングは、どのような状況になっているのだろうか? たとえばau PAYカードには、毎月の支払金額を自身の都合にあわせて自由に指定・変更できる「あんしん定額払い『楽Pay』」というリボ払いサービスが。またアメリカン・エクスプレスには「ペイフレックス あとリボ」、Yahoo!JAPANカードには「これだけスキップリボ」「まるごとフラットリボ」といった名称のサービスが存在する。

最近では、フリマサイト「メルカリ」がリボ払いのような制度の「メルペイスマート払い」を導入したことも話題に。その一方でJCBカードの登録型リボ払いサービス「支払い名人」は、昨年4月から「スマリボ」へと移行していた。

お財布事情は人それぞれである以上、お金の使い方もその人の自由。とはいえ思わぬ出費に苦しまないように、クレジットカードの支払い方法は慎重に考えてみた方がよさそうだ。

文=川崎かほ

【画像】

freeangle / PIXTA

【あわせて読みたい】