
『チェンソーマン』1巻(C)藤本タツキ/集英社
11月21日発売の『週刊少年ジャンプ』に、藤本タツキの手がけるダークヒーローマンガ『チェンソーマン』の最新話が掲載された。今回は主人公・デンジの〝超強化〟が描かれ、読者たちを大興奮させているようだ!
【ネタバレあり】第94話「チェンソーマン対武器人間ズ」
舞台は、無数の十字架が突き刺さった人気のない墓地。そこにやってきたのは、身体の一部が剣や槍となった〝武器人間〟たちを引き連れたマキマだった。自分の目的のためにデンジを利用していたマキマと、そんな彼女への好意を捨てきれないデンジ──。ついに因縁の2人によるバトルが幕を開ける!
前方からはマキマ軍団、後方からは「ゾンビの悪魔」に操られたゾンビたちが迫りくる中、デンジは意外な行動をとる。両腕を地面の中に突き刺し、チェーンによって岩盤をひっくり返したのだ。
「刀の悪魔」と「剣の悪魔」が岩盤を破壊すると、そこにはチェンソーを振りかざしたデンジの姿が…!「刀の悪魔」ことサムライソードは、かつてデンジを苦しめた強敵だったが、今回は反撃の隙すら与えずに一方的に瞬殺してしまう。
さらに3人がかりで強襲したレゼやクァンシも、両手両足のチェンソーによって一蹴。その後も、チェーンで身体を引き寄せながら強力なキックを放つなど、多彩な攻撃のバリエーションを見せていく。
飛躍的な成長を遂げたデンジの姿に、ネット上では《チェンソーマンというよりデンジくんが鬼強くなってるな》《デンジくん、上手にチェーン使えてえらいね!》《チェーンの使い方が上手くなっとる! 真チェンソーマンになった影響なのか、全体的に強くなってないか?》《デンジがめっちゃ強くなってて感動したよ…》《チェーンを使って地面をひっくり返したところで「しゅきい…」ってなった》など、大きな反響が巻き起こっている。
かつてのデンジは、チェンソーを振り回すだけの原始的な攻撃手段しかもたなかった。レゼと戦った際には、「デンジ君 応用ができてないね」「チェンソーぶん回すだけじゃダメだよ」と指摘されたことも。しかし今回のデンジは飛躍的な進化を遂げており、皮肉なことにレゼすらも一瞬で葬り去ってしまった…。
以前とは見違えるような強さを得たデンジに、多くの読者が心を打たれた様子。マキマとの戦いは決着を迎えておらず、次回はさらに白熱した〝延長戦〟が繰り広げられそうだ。誰にも予想がつかない運命の一戦…勝負の行方は一体どうなる!?
文=猿田虫彦